古田新太『魏志痴人伝』

魏志痴人伝 (ダ・ヴィンチブックス)

魏志痴人伝 (ダ・ヴィンチブックス)

表紙と挿絵が山本タカト氏。新感線ファンで彼を知らんかったらモグリだぜ。あたしゃ古い人間なんで、時代小説で結構前からお馴染みさん。

酔っ払って道を歩いていると、ある大学が出現しました。鍵のかかっている門を乗り越え、運動場に出ました。そいつは着ているシャツを脱ぎさり、結び、団子にし、ボールをひとつこさえました。酔っ払いラグビーの始まりです。そいつは上半身ハダカです。おいらも上半身ハダカ……いや、全裸になりました。みんな全裸です。全裸ラグビーの始まりです。SODかよ!でも男ばかりじゃ売れません。

−“金玉をやぶったことのある人、知ってますか?”より抜粋−

一事が万事こんな調子でまさに痴人どものオンパレードで楽しいったら。オットが“SOD”に大爆笑。文中にも※がついてて“SOD”とはアダルトビデオ制作会社ソフトオンデマンドの略だそうな。ネタモノ・企画モノ中心のAV作ってるそうな。全裸女性の運動会とか(オット談)。
もひとつ。

「俺、妖精を見たことあるんです」
ビックリしたー。そいつからそんな話が聞けるとは思わなかった。そいつは、日本で今一番忙しいタレントの一人だ。イマドキのタレントとはいえ、分別のある大人である。しかもおいらの知っている若造の中でも、一、二を争う冷静な奴である。

−“妖精を見るタレント、知ってますか?”より抜粋−

このタレント、一人思い当たる節がある(爆)*1

*1:たぶん読んだ人はみな同じ人物を思い浮かべるのではないかと。