『HEDWIG AND THE ANGRY INCH』@ZeppTokyo(14:00〜) 1F-S-104

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往路の新幹線からくっきり見えた富士山は、頭に雪を頂きそれはそれは見事な姿でした。これは幸先いいわと思ったら、アンコールの〔Sugar Daddy〕で客席フロアに降りてきた耕史君が差し出してくれた手にタッチ(嬉)。でもパンフが売り切れなのでした。てなわけで富士山luckもチャラですな(笑)。
今日がHedwig2009のマイ初日&楽。
私より遥かにたくさんのこーじヘドを観てる友によれば、今までで最高のステージだったと。うん、そうかもしれない。楽しかったね。
初演はガラス細工のような、再演はpower&fascinating*1といった感。今年はより美しくしなやかでキュートなHedwig。衣装の効果もあるんだろうけどもちろんそれだけじゃなく、なんかもう無条件にハグしたくなるかわゆさ。初演はね、後ろからそっと肩を抱いてあげたくなっちゃってね。今年は真正面からがばっむぎゅっな気分(笑)。
ロック=ロックンロールは、揺れて転がって柔軟でしなやかで常に変わってゆくもの。ひとつところには留まらない、留まったらロックじゃないの。先が見えない。答えがない。限界を求めない*2。いつだったかムッシュかまやつが「ロックがあるから明日がやってくる」と言っていた。至言です。そんなことを如実に感じた今宵の*3Hedwig。次をまた観たいと思わせる、というか終わらないでほしいと思わせるHedwigなのでした。
毎年同じこと言ってる気がするけど(爆)。


ちょこちょこ追記
とにかく衣装かわゆいー。黒のマイクロミニワンピ風にピンクの羽根(?)にベリーショートGジャンなんて(嬉)。バンド時代に着てみたかった。169cm52kg(当時)ならイケたと思う(笑)。タクちゃんのラストの赤いミニドレスも良かったな。金髪のウィッグが映えてね、ロックだよ。
歌もね、ガンガンの(古)ロックでした。役者が歌う歌ではなくロック・アーティストの歌。決して万全だったとは思えない調子の声。それでもあの吸引力。東京厚生年金で、中野サンプラザで聴いた〔Midnight Radio〕は凄かった。でも今回は更に凄かった。鳥肌モノ。他に言葉が見つからない。〔Hedwig Lament〕からこみあげてきちゃったな。
ほとばしる、つきぬける、その声が私たちを揺さぶり支配する。気持ちいい。
トミーが去年よりよりくっきりと。色々なことを知ってしまったのにまだ無垢な子供のよう。こういうとこの巧さは唸らざるを得ない。
大阪で観たゲイ友が(パンフ買っといてもらえばよかった/汗)「何故彼がヘテロなのかしらっ。もったいないっ」とメールをくれた。んなこと言われてもねえ(爆)。「ヘテロでもHedwigの愛はちゃあんと伝わってるわよ」ともね。ありがと。
イツァークが歌ってる間、ヘドはどこいくのかなと思ってたら下手のドアへ。ドアに貼ってあった“CLOSED”のプレートをひっぺがして八つ当たり(笑)。でもちゃんとドアにくっつけ直して(マグネット?)出ていきました。
下手のバーの前に車椅子の男性の方が付き添いの方といらっしゃって。お2人の前を通るときにヘドがぺこっとご挨拶。耕史君はアンコール後、はけてく寸前に目だぬきスマイル(笑)で軽く会釈。
アンコールは〔Sugar Daddy〕、〔Angry Inch〕、〔Origin of Love〕。Origin〜の前に一旦引っ込んだんだけどね。2曲終わって再登場で「アンタたちまだやるのっ?」ってヘドバージョンでご立腹(笑)。いつもそうなんだけど、山本耕史として歌う〔Angry Inch〕は男性フェロモンバリバリで卒倒寸前。目で殺す、みたいなね。
やっぱスタンディングはいいわー*4Zeppじゃちょいと広いからFACEサイズでオールスタンディング頼む。

*1:英語の使い方間違ってるかも(^_^;) 

*2:ものすごくわかりやすい例がDavid Bowie

*3:公演自体はマチネだけどね。

*4:腕が筋肉痛になりましたが(^_^;)