NHKBShi 『龍馬伝』#19 “攘夷決行” 18:00〜18:45

青蓮院宮の令旨の件。半平太(大森南朋)と収二郎(宮迫博之)の離反を狙った容堂公(近藤正臣)の仕掛けた罠にするとは。巧い。脚本家に座布団1枚(1枚かよ)。機を見るに敏な容堂公ならやりかねません。そんな傑物・容堂公。司馬サンは“幕末維新では時勢にブレーキをかける役目しか果たさなかった”とバッサリ(汗)。
そういえば青蓮院宮が誰とかどういう経緯の令旨なのかとか全く説明がないけどいいのか?。いいのね?。なんとなく偉いひとから命令してもらうのねー、な感じでいいのね?(爆)。
半平太は泣きっ面に蜂。蜂蜂蜂。収二郎の裏切り(と思ってる)に取り乱し、久坂(やべきょうすけ)のプレッシャーに焦り、能天気な龍馬(福山雅治)にブチ切れ、その勢いで以蔵(佐藤健)にバカと言い犬と言いおまけにいらん子と言い、更に龍馬から間違っちょると言われ「おまんなんかに説教されたくないぜよ!」て。
出たね、本音が。のほほんでおいしいとこもってく龍馬。真面目一辺倒、土佐のことだけを考えてきた半平太にとってまぎれもない本音でしょう。自分の美学に殉ずるその姿が哀れで…。
哀れといえば以蔵ですよ。外野でわんこわんこと言ってたらマジで半平太に“犬”と言われ、目がうるうるじゃありませんかーー。
放り出されて京の町に潜伏してソッコー土佐藩の捕り方に踏み込まれて。龍馬についてけばよかったのに。龍馬もムリヤリにでも連れてってくれればよかったのに。