NHK総合 『ブラタモリ』 第2シリーズ ブラタモリスペシャル(第1シリーズ総集編 前編) 22:00〜22:50

2011年の「ブラタモリ」は、スペシャルバージョンからスタートです!。NHKのスタジオに8m四方の巨大古地図が出現!。今回は地図出版社の協力を得て、江戸の古地図をハイテク技術リマスタリング。驚異の解像度を誇る巨大古地図上を歩いて、これまで訪ねた街のヒミツを再検証します。さらに、世界屈指の古地図収集家がスタジオに登場。その超貴重なコレクションを拝見し、地図に隠された秘密に迫ります!。第1シリーズの名場面や未公開シーンもおりまぜながら、2週にわたってお届けする新春特別編を、どうぞお楽しみに!。

NHK 番組HPより

建築家・山下和正氏の古地図コレクション全部観てみたいなあ。“人生道中図”みたいなの面白い。双六にしたら昔遊んだ“人生ゲーム”になるわ(笑)。
江戸古地図といえば池波正太郎先生ですね。代表的なのはこれかな。

江戸古地図散歩―回想の下町 山手懐旧 (コロナ・ブックス (1))

江戸古地図散歩―回想の下町 山手懐旧 (コロナ・ブックス (1))

安永から寛政・文化・文政の爛熟期に至り、その風俗の多種多様になったことは、当時を背景にして小説を書いている私など、「書いても書き切れぬ……」おもいがする。
古地図や浮世絵、黄表紙(そのころの風俗小説)さては、江戸音曲、歌舞伎などにより、辛うじて、当時のおもかげをしのびながら書いているのだ。
それにしても、各種江戸古地図や、『江戸名所図会』、『東都歳時記』など、先人が丹念に、こころをこめてあらわした書物を手に取るたび、つくづく、「ありがたい」と、おもわざるを得ない。これらの先人の恩恵なくしては、到底、私の小説は生まれなかっただろう。
(中略)
そして、古い地図を手にして、現代の東京を歩むとき、おもいがけぬ場所に、「江戸を垣間見る……」ことができる。
微かに、まだ、江戸が残っているのだ。
日本の大都市の中で東京ほど、他国の政治家や実業家に喰い荒された都市はあるまい。それが日本の、東京の近代化であるというなら、何をかいわんやだが、日本橋の頭に高速道路を架けわたすにいたっては、さすがの私も呆然とした

本文より抜粋

そういえば、石原都知事が、首都高移設するくらいなら日本橋移設しろとのたまった件どうなったんでしょうね*1。池波先生がご存命だったら何かしらの運動をされたかもしれません。

*1:1/7 1:10追記 http://ameblo.jp/winterorange/entry-10555660971.html ありゃりゃ(-_-;)