NHKBSプレミアム 『若冲ミラクルワールド 第2回 命のクリエイター 超細密画の謎』 21:00〜22:30

シリーズ第2弾は「動植綵絵」の世界にさらに深く分け入って行く。13羽のニワトリが超細密に描かれた「群鶏図」。見る人に、視線の動きをとらえる最新のアイカメラを装着してもらうと、めまぐるしく視線が移動し、まるでニワトリが動いているかのような感覚が…。若冲はどのようにして、動植物の姿に命を吹き込んだのか。若冲は、庭に十数羽のニワトリを放ち、何年にもわたって観察を続けたという。その目線は、やがて深い海に住む魚や貝にまで広がり、独自の"生命の楽園"が生み出されていった。10年もの歳月をかけ、生きとし生けるものの姿を描き切った「動植綵絵」。そんな大作を、若冲は京都の相国寺に寄進。仏を飾る荘厳具として永久に伝えられることを望んだ。かつて寺を飾った「動植綵絵」本来の姿をコンピューターグラフィックスで再現。若冲が込めたメッセージを浮かび上がらせる。。

NHK 番組HPより

http://www.nhk.or.jp/artbs/jakuchu/index.html
この番組、今までの若冲特集の再編集かな。群鶏図の望遠云々は以前観たことが。オットは昨日の金色のくだりを観たことがあるそうな。そういや重箱の貝の標本も観たことあるわ(汗)。まあ、纏めてくれたんならいいや。


茂木先生が若冲ファンなのをすっかり失念。5年前の『BRUTUS』の若冲特集にもちゃんといらっしゃったわ(汗汗)。大変失礼。以下、細見美術館茶室にて『糸瓜群虫図』を眺めつつの茂木先生のお話より抜粋。

若冲は完全に「脳が見たがる絵」なんだけど、こうやってガラスなしでじっくり絵に対していると、日頃自分がいかにものを見ていないか、見ることが難しいかに気づかされます。まず画面の中にヒエラルキーがない、つまり中心がありません。あるいは、どこでも中心になりうるとも言えるでしょう。

今日の特集にも繋がりますね。