関西・歌舞伎を愛する会 第二十回『七月大歌舞伎』夜の部@大阪松竹座(16:30〜) 2F-8-12


菅原伝授手習鑑 車引
藤原時平公:我當/舎人桜丸:孝太郎/舎人杉王丸:巳之助/舎人梅王丸:愛之助/舎人松王丸:進之介/他
松嶋屋鉄板の『菅原伝授手習鑑』。平成四年の南座顔見世では、梅王丸:我當/桜丸:秀太郎/松王丸:孝夫(現・十五代目仁左衛門)/杉王丸:進之介/時平公:十三代目仁左衛門という配役。三つ子の三兄弟が実際の三兄弟で実に理想的。今回は時平が我當さんで、三兄弟は従兄弟の3人。こうして芸は受け継がれてゆくのですね。
そういえば上方の桜丸は隈取しないんだった。笠を取ったときに一瞬「?」と思っちゃったんだけど(汗)。でも、桜丸の役の性格上、隈を取らないっていうのはわかる気がする。様式美の江戸歌舞伎と違って、上方は基本リアル追求ですもん。


通し狂言 伊勢音頭恋寝太刃
序幕  第一場 伊勢街道相の山の場  第二場 妙見町宿屋の場  第三場 野道追駆けの場  第四場 野原地蔵前の場  第五場 二見ヶ浦の場
二幕目  第一場 古市油屋店先の場  第二場 奥庭の場
福岡貢:仁左衛門/油屋お紺:時蔵/料理人喜助:三津五郎/奴林平:愛之助/油屋お岸:梅枝/仲居千野:吉弥/徳島岩次実は藍玉屋北六:亀蔵/藍玉屋北六実は徳島岩次:秀調/油屋お鹿:彌十郎/今田万次郎、仲居万野:秀太郎/藤浪左膳:我當/他
仁左さま鉄板の『伊勢音頭恋寝太刃』。念願のナマ貢。中々観る機会がなくて今日まで映像のみ。
真夏の夜の静寂のジェノサイド。堪能いたしました。
明日追記する、かも。