BS朝日 『知られざる物語 京都1200年の旅』 京にそびえるスカイツリー 塔に秘められた謎 再 22:00〜22:54

風情ある京都の街並みの中に、凛とそびえ立つ塔の姿。いにしえの時代より、京都にそびえ立つ塔の背景には様々な物語がありました。
京都に立つ塔の中でも、ランドマーク的な存在であるのが東寺五重塔。その高さは、木造塔としては日本一を誇ります。そして、京都最古の五重塔といえば、醍醐寺五重塔。山を背にして堂々とそびえ立つ醍醐寺五重塔。はるか昔に作られたこの五重塔には「美の秘密」がありました。京都の塔の魅力は美しさだけではありません。江戸時代の始めに建てられ、約400年もの歴史を持つ仁和寺五重塔。長い歴史の間、地震で一度も倒れた事がないという、五重塔の秘密とは?。東京スカイツリーにも活かされたという仁和寺五重塔の内部構造を紹介。長い歴史の間で、塔の形は様々に変化を遂げていきました。京都に残る、珍しい塔を巡ります。京都の南・木津川にある山間の寺、海住山寺。この寺の塔は "裳腰"と呼ばれる屋根が付いた、珍しい五重塔
そして、歴史上の人物と深い関わりのある塔も京都には残されています。織田信長の菩提を弔う為、豊臣秀吉が建立した総見院にあるのは、信長の供養塔として作られた石造りの五輪塔。さらに、秀吉の伝説が残されているのが、宝積寺三重塔。秀吉が一夜にして建立したという、伝説の三重塔を訪ねます。
その他、京都の山間にある志古淵神社で発見された、国内最古とされる木造五輪塔平安時代に作られたとされる、幻の九重塔など、謎に包まれた、いにしえの塔を紹介。信仰の対象としてだけではなく、人々の心の拠り所でもある京都の塔。 “八坂の塔”の愛称で親しまれている、法観寺五重塔を訪ねます。京都の街並みには欠かせない、シンボル的なこの塔には、伝説の人物・浄蔵が、傾いた塔を法力で立て直すという不思議な逸話が残されていました。
今も昔も変わることなく、人々の心の拠り所としてそびえる京都の塔。様々な京都の塔をめぐり、その知られざる物語をひもといていきます。

BS朝日 番組紹介より

本放送を逃したので再放送にて。今日の方がタイムリーっすね。東京スカイツリーオープン当日。
平安京の神社仏閣は受難ですな。江戸開府まで街中で合戦三昧なもんだから、壊され焼かれ打ち捨てられ。八坂の塔なんかよく残ったよ。じゃあ平城のそれは残ってるかというと、強大な寺院勢力んとこは盛大に焼かれとります。清盛の南都焼討でございます。正倉院が残ったのは奇跡。
と、清盛ネタが出たとこで更にもう2つ。
【国内最古の木造五輪塔
http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20111212000110
平治元年12月9日。そんな日付けが記された五輪塔が見つかるなんてね。大河の前とか最中とかわりとこういうことがある。この時を待ってたかのように……。
【法勝寺 八角九重塔】
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20110728000081
http://www.cwk.zaq.ne.jp/fkfcb901/hosyoji.html
これ残ってたら凄いよなあ。観たかったなあ。東寺五重塔より30mも高いってどんだけ。更に幻の相国寺七重塔は109m。室町のバベルの塔!。
基本的に京より奈良の都の寺社の方が好きです。京都にくらべてはるかに観光客が少ない(爆)。塔ならやはり薬師寺東塔。あと当麻寺の二つの三重塔。

ゆく秋の大和の国の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲

佐々木信綱 

西塔址石のくぼみの雨水にあな東塔の影ぞさやけき

吉野秀雄

くぼみはもうないけどね。
当麻寺といえば中将姫。中将姫といえば折口信夫死者の書』の巫師。巫師といえば続編でそれを担うのは頼長。

余話。当麻はオットが小中学時代に住んでたとこ。何年か前に当麻寺に行った時、曼荼羅等の説明をしてくれたひとが、なんとオットが通ってた小学校の先生。もちろん既に引退されてて、ボランティア活動中だったのでした。
写真はその時の。二つの塔を同じフレームに入れるのは至難の業。奥の院の牡丹の庭からならなんとか。