NHKBSプレミアム 『平清盛』#28 “友の子、友の妻” 18:00〜18:45

録画済。

本日は総合でリアルタイムで視聴。
従四位下行左馬頭兼播磨守源義朝玉木宏)と鎌田兵衛藤原正清(趙萊和)とその妻・長田忠致娘(出てきてませんが)に合掌。
源左衛門少尉義平(波岡一喜)と中宮大夫進源朝長(川村亮介)に合掌。
そして、正三位中納言中宮権大夫右衛門督藤原信頼塚地武雅)に合掌。おごれるものひさしからず。
こんなもの見つけました。http://twitpic.com/a7vq4m
ある意味愛すべき……いややっぱムリ(爆)。遠近感が狂うとことか(そこか)。
しかし、このブサ麻呂(塚地ごめん)を観てると、耕史君の頼長は人外魔境の美々しさだなあ。あ、信頼は逆位置での人外魔境。
てか、鎮西八郎為朝(橋本さとし)どうした。保元の乱の戦後処理に出てきとらんでしょ。せめてナレでひとことを。死の際にあるかなあ。


一週間経ってしまいました。ちょい追記。
義朝主従の最期はデフォの風呂場ではなく『愚管抄』寄り。
「我に木太刀ひとつありせば」の方が悲劇的で残酷でドラマチックで、義朝の無念さがより伝わるのではと思ったけど、この大河では義朝と正清はセットですから。裏切り者に謀殺されるより、もろともにと刺し違えて死ぬ。一緒に木登りしてたんだから一緒に降りなければね(涙)。
ふたりの上に音もなく降り積む白い雪。流れ出る赤い血を覆い隠すかのように。平氏の赤を……。
そして遺された頼朝(中川大志)。
「亡き家盛に似ておる。顔かたちではない、父思い、母思い、兄思いのところが」
池禅尼和久井映見)のエピは巧く入れましたね。結局は更なる業を背負う清盛(松山ケンイチ)を心配してのこと。それを見破る家貞(中村梅雀)。今回の隠れ名シーンでございました。
同様に清盛を想う時子(深田恭子)。いやあっぱれ。一番成長したのは彼女ではなかろうか。この時子なら安徳天皇抱いて見事に壇ノ浦に沈むよ、うん。

お前はそれで気がすむだろう。ただ一心に太刀を振り回し、武士として生き、武士として死んだ。そう思うておるのだろう。
だが俺はどうだ。俺はこれから先も生きていかねばならん。
お前がおらぬこの世で。武士が頂きに立つ世を切り開いていかねばならんのだ。
それが如何に苦しいことかわかるか、如何に虚しいことかわかるか。
だが俺は乗り越える。乗り越えてこその武士じゃ。
醜きことに塗れようと、必ずこの世の頂きに立つ。途中で降りた愚かなお前が見ることのできぬ景色を、この目で見てやる。
その時こそ思い知れ、源氏は平氏に負けだのだと。あんなつまらぬ乱を起こしたこと悔やめ。己の愚かさを罵れ。
俺はお前を断じて許さぬ。

なんつーラブレター(爆)。
この言葉が清盛の口から出てる限り、誰に対して言ってるかは一目瞭然。その場にその誰かさんがいなくてもね。だから義朝フェードインは要らんかったよ。たとえ頼朝に向けた言葉だったとしてもね。視聴者はその後ろに義朝がいることを知ってるよ。