CBCテレビ 『浪花少年探偵団』#12終 20:00〜20:54

録画済。


ツイで「1話で終わる事件を無理やり2話に跨いだ感じだし、山本耕史小池徹平という素敵男子2名の扱いが最後まで雑で勿体なかった」いうのがあってわろた。まさにそのとおり(笑)。せやけど原作じゃ、しのぶセンセ(多部未華子)クラスの卒業式自体、その前フリだけがあって実際の卒業式のシーンが全く無しで余韻ゼロやねん。ドラマ的にこれではあかんなと思ての改変でっしゃろ。で、素敵男子2名の扱いは、原作でもわりと雑というか試練を与えられてるゆうか、別にカッコイイ役ではあらしまへん。本間(山本耕史)は一応イケメン設定やけど、白いスーツ着て赤いバラの花束抱えてしのぶセンセのお見舞い来てしまうようなヤツやからな(笑)。
原作既読及び東野圭吾ファンとしては、結構良い出来やったと思います。耕史君ファンには超物足りへんやろけどしょうがないやん。もともと出番多くないんやから。どっかの大河みたいにいーーーっぱい撮ったのにカットされてもうたわけやないんやから(爆)。
多部ちゃんの関西弁はなかなかでした。関西ネイティブのオットがいちゃもんつけへんかったからね。オットの唯一のいちゃもんは、回が進むにつれて多部ちゃんの脚の露出が減ったこと。秋〜冬〜初春でナマ足出しとる方が不自然やろ、と毎回なだめるハメに。最後でナマ足見れてよかったな(笑)。
私的に唯一のいちゃもんは下記のシーンがなかったこと。

通勤ラッシュも顔負けの人ゴミをかきわけて賽銭箱の前まで辿りついた時、新藤も本間もクタクタになっていた。ひとり元気なのはしのぶだ。持参してきた五円玉をいくつも投げて喜んでいる。
「あの人のパワーにはついていけんわ」
新藤がため息をついた。
「それなら無理してくることもなかったんじゃないですか?僕ひとりに任せて」
「そういうわけにはいかん。がんばって仕事を片付けてきたんやから」
「風船を拾いに行くのが仕事ですか」
「立派な仕事でっせ」
(中略)
「なあ、本間さん」
「なんです」
「俺、もうちょっと様子見ることにしますわ。あんまり強引に行くのは考えもんや。女心が難しいということ、ようわかった」
「そうですねえ……同感」
新藤と本間はしのぶの後姿を眺めた。しのぶは二人の会話など耳に入らないようすで、手を合わせてしきりに何事かつぶやいている。
やがて除夜の鐘が鳴りだした。

“しのぶセンセのクリスマス”より抜粋