BS朝日 『知られざる物語 京都1200年の旅』 金閣寺と京の黄金伝説 22:00〜22:54

録画済。

京都に残された、「黄金」の建物、仏像、美術品…。京都で世界的に有名な黄金の建物が、室町時代の将軍「足利義満」が建てた「金閣寺」。強い輝きをはなつ金閣は、池の反射を巧みに計算し、より美しく輝く工夫がされているとか。同じく黄金の輝きを放ち続ける「西本願寺」。その本堂の「阿弥陀堂」や、この寺をひらいた「親鸞」を祀った「御影堂」の黄金は、見る者を圧倒します。この寺が金で彩られた理由は、親鸞の教えにもある「極楽浄土」を再現したため、とも言われます。
さらに、黄金にとても執着したのが、黄金太閤とまで言われた「豊臣秀吉」。秀吉が盛大な花見を開いた「醍醐寺」では、黄金に輝く「唐門」や、茶会で使われた「黄金の茶道具」も。実は秀吉は、その輝きを「権力」に利用したというのです。江戸時代に入ると、金の加工技術が高まり、より幅広い黄金の美術品が登場。「二条城」に飾られた狩野派の作品「金碧障壁画」は、それを象徴するものの一つです。
今回は、美しい輝きとともに、各時代の人々が抱く、黄金への憧れをひも解いていきます。

BS朝日 番組紹介より