『パシフィック・リム』@109シネマズ名古屋/IMAX-3D/吹替(15:30〜)

久々のIMAX3D!。いつもなら字幕のところを吹替版!。それは何故か!。中島かずき大先生の強力な吹替版プッシュのおかげだ!(笑)。→https://twitter.com/k_z_ki。それでなくても、吹替版声優が玄田哲章池田秀一古谷徹三ツ矢雄二千葉繁*1。小学生時代を少年マンガとロボットアニメとウルトラシリーズで過ごし、引き続き中高生時代をアニオタとして生きた自分が観ない理由がない!。
てなわけで、楽しかったーーー!!!。「ロケットパーンチ!」なんて英語版ではどうなってるんだろう(笑)。飛べないイェーガー素敵。前線まで運んでもらうとかどでかいATみたい。あ、ボトムズね。あとザブングルとか。わかるひとにはわかる。あ、ブレードランナーも。なんかもう右手わきわきわきわき。古谷さんと三ツ矢の掛け合いとか、そこに見事な低音怒声で割って入る玄田さんとか、息子の育て方に悩むお父さんの池田秀一とか、2人でシンクロして戦うなんてバロム1か北斗と南か(ちょっと違う/笑)。着ぐるみのファスナーが見えそうなゴジラ的巨大怪獣とか……いやこのファスナー云々はオットが言ったんだけど、それくらいあの時代の怪獣を思わせる雰囲気だったと。それくらいハリウッド的CGクリーチャーとは別物の“ニホンノカイジュウ”なのでした。
そして、巨大ロボットvs巨大怪獣の戦いを見せてヤンヤな映画ではないことをひとこと。巨大怪獣がなぜ今、地球侵略を進め始めたのか。そこがキモです……だと思います。
私的に超ツボだったツイを3つ。

パシフィック・リムアメリカ=地球を無視した感は半端ない。いつもだったら、司令官はお国の為に戦うし、なんなら大統領すら戦う。しかし、アメリカからは見放され、お国の為ではなく地球の為に戦うんだもんなぁ。キャスティングも脚本も音楽もハリウッドのお約束は全部無視…凄いよデルトロさん。

そうか、『パシフィック・リム』の宣伝は「戦えイェーガー!」とか「それ行けジプシー・デンジャー」みたいな日本独自の応援ソング作って水木一郎堀江美都子に唄ってもらうべきだったんだ。

パシフィック・リムと他の凡百のCGとの違いは愛。デルトロが拘ったであろう怪獣の肌の質感、イェーガーの鋼鉄性、水の質感、何よりイェーガーと怪獣のデカさが一目で分かる完璧な構図がこの荒唐無稽な世界観に凄まじいリアルさを与えた。デルトロは「こいつらはいる」と信じて映画作ったんだろうな。

映画館の屋上の駐車場から望む名駅のしょぼいビル群*2の間に、ジプシー・デンジャーと怪獣の幻を見た気がします。


http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/

余話1。パンフが売り切れだった!。これだから田舎(名古屋は田舎です)の映画館は!(怒)。たまにあるんですよ。たいして売れねえだろな感じで仕入れ抑えるんだよ。オタクなめんじゃねえぞ。
余話2。死んだ親怪獣から生まれた怪獣の赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いてて、「ああ、それじゃ死んじゃうっっ」と手をもみ絞ったのは私だけでしょうか(汗)。

*1:ここに主人公吹替の杉田智和と、菊地凛子吹替の林原めぐみが入ってないのは、私の青春時代にいなかった声優だから。

*2:東京や大阪に比べたらそらもうしょぼい。