西原理恵子・佐藤優『とりあたま帝国 右も左も大集合!編』

とりあたま帝国: 右も左も大集合!編

とりあたま帝国: 右も左も大集合!編

まとめ3冊目。2012年1月19日号〜2013年5月16日号掲載分収録。
相変わらずコラムとマンガの乖離っぷりったら。でも、“同じテーマでお互い勝手に書く”コンセプトなので、乖離すればするほど企画成功ということで(笑)。
以下、ツボ。

竹島問題提訴
あいだをとって北朝鮮にやる・爆破する・二枚におろしてわける・島をふやしてわからなくする
どうしてもすぐカタをつけたいなら、野田内閣と山口組を総とっかえする。
「我が国の大統領のバカさかげんにはほとほと恥じ入り、民間の私達は医学向上と友好をふかめましょう」
克っちゃん(高須克弥氏)に来た韓国のえらいDrからのメール

2012年9月13日号掲載 西原理恵子のマンガより抜粋

アベノミクス
ふくらし粉の名前だよね。
(中略)
バブルはじけて100億の借金。ここで克っちゃんはとんちをきかせました。
貸し剥がしに来た、やり手東海銀行店長をその場でヘッドハンティング。事務長にして、ふたたび貸し剥がしに来た東海銀行の元部下を撃退。秘技貸し剥がし返し。ちなみに税理士は元名古屋国税。うちから一番しぼり取ったのをスカウト。
インフレだろーがアベノミクスだろーが、人生少しのとんちがあれば大丈夫♡

2013年2月7日号掲載 西原理恵子のマンガより抜粋

新島八重
襄の死後、同志社関係者と八重はうまくいかなくなった。そのため同志社では半ば忘れられた存在になっていたようだ。調べれば調べるほど八重は面白い魅力的な人物だ。キリスト教は、死者の復活を信じる。八重は会津戦争で、人生を一度終え、京都では死から復活した第二の人生を送った。夫の襄を心の底から愛するとともに、ついこの前まで邪教とされていたキリスト教を本気で信じた。キリストは「正しいことは正しい。間違えていることは間違えている」とはっきり言ったが、八重もキリストと同じ姿勢で生きたからさまざまな軋轢を生んだのだと思う。

2013年2月28日号掲載 佐藤優*1のコラムより抜粋

新・歌舞伎座オープン
歌舞伎座は、外交にとっても重要だ。1986年5月、東京で主要国首脳会議(当時はロシアが加わっていなかったのでG7サミット)が行われた。外務省に入って2年目の筆者は、「夫人班」を担当した。(中略)歌舞伎鑑賞で苦労したのは、セキュリティーだった。当初、首脳夫人と各国大使館幹部、外務省のアテンド係だけで歌舞伎を観ることにしていたが、客席が一杯でないと役者の調子がでないので、何とかしろということになった。結局、警察学校の学生を集め会場を満席にした。懐かしい思い出だ。

2013年4月11日号掲載 佐藤優氏のコラムより抜粋

ちなみにサイバラは歌舞伎は今のとこ嫌いだそうです(笑)。
「新しい歌舞伎座行こうね。一番いい席とってあげる」とサイバラ最大最強のタニマチ・高須克弥氏が言ってくれてるのにさ。

*1:同志社大学神学部出身