東海テレビ 『リーガルハイ』#9 22:00〜22:54

録画済。


http://www.fujitv.co.jp/legal-high/story/story_09.html
「先生が気付いてることに気付いてることも気付いた上で乗ってあげたんでしょうが!」
「君が気付いてることに気付いてることに気付いてる……」
そして頭突き。こみまゆらぶらぶじゃね(笑)。
しかし黛(新垣結衣)ってばいくら怪力無双とはいえあの集団を迎え撃つとは(汗)。
騙し騙されの中での古美門(堺雅人)の怒りは本物。あんな彼を見たのは初めて。彼の感情を動かしたのは黛。成長したよね。すっかり古美門流を身につけて。
古美門の場合は成長というか、根本は絶対に変わらないと思うのよね。今回、出してなかったものを出した。今までは出す必要がなかったから出さなかった、と言ったところか。それほど恐ろしい大いなる民意。
「冗談じゃない。……冗談じゃない!。本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ!。自分を善人だと信じて疑わず、薄汚い野良犬がドブに落ちると一斉に集まって袋叩きにするそんな善良な市民たちだ。だが、世の中にはドブに落ちた野良犬を平気で助けようとするバカもいる。己の信念だけを頼りに危険を顧みない莫迦がね。その莫迦のおかげで、今日、江上順子さんは民意の濁流から抜け出して自分の意思で証言をしてくださいました。それは江上さんたった1人かもしれませんが、確かに民意を変えたのです。私は、その莫迦を、誇らしく思う。民意などというものによって、人ひとりを死刑にしようというのならすればいい。所詮この一連の裁判の正体は嫌われ者を吊るそうという国民的イベントにすぎないんですから。己のつまらない人生の憂さ晴らしのためのね。そうでしょう?醍醐検事」
「あなた方5人は何のためにそこにいるんです?。民意が全てを決めるなら、こんなに格式ばった建物も権威づいた手続きも必要ない。偉そうにふんぞり返っているじいさんもばあさんも必要ない!。判決を下すのは断じて国民アンケートなんかじゃない。わが国の碩学であられるたった5人のあなた方です!。どうか司法の頂点に立つ者の矜持を持ってご決断ください。お願いします。数々の無礼、お気を悪くされたかもしれませんが、所詮は金の亡者で嫌われ者のどぐざれ弁護士のたわ言です。どうかお聞き流しください。…以上です」
本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意。
ネット社会然り、いじめ然り、魔女裁判の昔からひとの愚かさは変わらない。民意なんて聞こえはいいが、つまるところ人間の欲だ。この世にひとの欲望ほど恐怖するものはない。そこを古美門は全く汲み取らず(苦笑)、その欲を利用して徹底的に真実を暴き出す。WinWinなんてありえない。復活の闇の王子・羽生(岡田将生)にひとの欲が操れるか?。「ひとに嫌われたくないエセ平和主義者の傍観者」にそんな芸当ができたら拍手喝采だ。
次回は最終回。30分拡大。2時間SPでもいいのに。
Season3お願いします。何度も言うけど映画にはするな。


さて、冒頭の時代劇小芝居。時代劇観ないひとにはなんのことやら(笑)。
「ひとつ、人よりよく喋る」
「ふたつ、不埒な弁護活動」
「みっつ、醜い浮世の鬼も金さえもらえりゃ無罪にしちゃう」
きゃ〜桃さ〜ん。ちゃんと衣裳も本物並に派手だ(嬉)。元ネタの台詞はそらで言えます!。
ツイより。

今更だけど、なぜオープニングの堺雅人vs松平健の争いに、服部さんこと里見浩太朗が乱入してこなかったのか謎だ(もちろん長七郎役で )

木枯らし紋次郎の血を引き、水戸黄門が秘書としてサポートする塚原卜伝を、徳川吉宗源頼朝が追い落とさんとする展開

ホンマ、時代劇観ないひとにはなにがなんだかさっぱりだな(苦笑)。


余話。PTSDごっこ最中のウルトラ怪獣。知ってたのはシーボーズベムラー、バルタン星人、ラゴン、スフラン、ピグモンドドンゴミイラ人間ペスターザラブ星人ヒドラケムラージャミラゴモラ、ダダ、ウー、メフィラス星人。脚本の古沢氏は40歳。古いウルトラ怪獣には馴染みがないでしょうに、そこは漫画家志望だったからかな。ファーストガンダム世代でもないのに、舞台『趣味の部屋』のコアなガンダムネタのぶっこみ様には拍手を贈りたい。