録画済。
官兵衛(岡田准一)の三角飛びに吃驚したよ(苦笑)。牢から救出されてからは、岡田君のハイレベルな身体能力の見せ場は絶対にありえないから、ここぞとばかりのNHKの打ち上げ花火、と言ったところでしょうか(爆)。
あとは特に……いや、右近(生田斗真)の髻を切って紙子一枚の姿が素敵でしたわー(そこか)。
右近が、素足に草履を穿って信長の前に出、身を地に投じて拝礼したとき、さすがの信長も声をうしなったような表情でしばらく右近を見つめていた。(中略)そのころ、右近が城を出るときに家来たちに指示しておいたように、高槻城が開城した。その報が、右近をながめている信長のもとに入った。
信長は、大いによろこんだ。かれは高槻城の開城によって、荒木の防御力の過半が崩れたと見ていた。
信長はよほどうれしかったのであろう。自分の佩刀をとりあげて右近にあたえた。右近はやむなく拝領したが、困じきっている様子でもあった。右近の旧領は二万石であった。信長はこれを安堵した上、さらに二万石を加増してやった。
右近は、窮地を脱した。
というよりも、荒木勢力圏における高槻城主高山右近の戦略的価値によるであろう。その価値が信長にとってそれほど大きかったということが右近に幸いした。
これにひきかえ、戦略的価値のひくい官兵衛の場合は、容赦会釈なくあつかわれた。裏切ったとみるや、信長は人質を殺すべく命じた。それだけで取りすてられた。