『フレンチ・ミュージカル・コンサート2014』@東急シアターオーブ(14:00〜) 1F-7-18

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演出:寺崎秀臣
音楽監督:八幡茂
舞台美術:土屋茂昭
出演:ロベール・マリアン/マット・ローラン/リシャール・シャーレ/シリル・ニコライ/ナディア・ベル/ソフィー・トランブレー
ゲスト:山本耕史

耕史ラウルと耕史サリエリと耕史アンジョ(!)を観てきました。
第一部は13曲中4曲くらいしか知らなくて寝るかと思ったら(大失礼)素晴らしいシンガーの方ばかりで全然大丈夫だった(汗)。第二部は逆に11曲中知らない曲が3曲。『三銃士』のミュージカル未見だけど、今日の〔All for love〕はロッド達のバージョンで知ってたん。あ、これ耕史君に歌って欲しかったな。英語だし。あたしゃ、どうもフレンチのロックが体質的に合わなくって、だいたいがフレンチネイティブスピーカーの知り合いが、「フランス語でロック歌うこと自体間違ってる」と言うてるし(爆)。フツーのミューならいいんだけどね。
で、耕史サリエリのフレンチバージョン〔L'assasymphonie〕はというと無問題。うん、耕史君のフレンチならいいのよ(結局そこ)。
とにかくカッコよかったカッコよかったカッコよかったカッコよかった。これだけで交通費&チケ代約3万を補って余りあるあるありすぎる。オペモツの時と違って、マジでモーツァルトぶち殺しそうなノワールサリエリでございました。衣裳がオール黒だったからというわけじゃなくね。オペモツサリエリはもしモーツァルト殺すとしたら少しずつ少しずつ毒盛っていくと思うのよ。今日のはナイフで一刺し、くらいの差がありましてもうわきわきわきわき。あ、衣裳はロングコートに中は長めの、裾付近にデコられてるシャツorジレ?にパンツにブーツ?が全て黒。なんだかゴルチェっぽかった。素顔であんなんよく似合うわね。
耕史ラウルで登場したんだけれども「囚われた宇宙人みたいな」て(笑)。私としては『ムー』的なアレだと思っております(わかるひとにはわかる)。〔All I Ask of You〕はすっごい丁寧に歌ってたね。デュオだもんね。低音が良く出てたと思います。最後のKISSはいつもに比べるとちょいぎこちなかった気が。「ボクこんなの日常茶飯事で慣れてますから」的ないつものKISSはどうした?言うてみい。と思ったのは私だけではないはずと思いたい。友によるとどうやら超緊張状態で手が震えてたようで(んなん全然見とらんかった/汗)そのせいか。衣裳は白い光沢のあるシャツに黒のボトムに極極薄の藤色のような短めのストール。この時、他の西洋人の誰よりも脚が長く顔が小さくそして顔色が白かったことを認識。
〔One day more〕ではマリウスではなくアンジョルラスでした。もう赤ベスト着てバリケードにひっかかって死んでる耕史アンジョで脳内妄想バリバリ。シーン違うとかそんなんどうでもいい。いやでもこうなると〔The ABC café〕も〔Red and Black〕も〔The People's Song〕も聴きたくなるじゃないかもう。衣裳は全体黒っぽいシャツにボトムでベスト?が濃いグレーぽかったような。首にタイというかリボンというかトリコロールのそんな風なのを銀の何かで留めてて、良いアクセントになっておりました。ソロパートとしてはほんの少ししかなかったけど、耕史君のアンジョルラスなんて二度と観れない(断言)と思うと感慨深いわ。
カテコは最初が〔Superstar〕でフレンチミュー関係ないやんと思ったら、シリルさんがジーザスなさってたからか。失礼。も1曲は〔Le temps des cathédrales〕で耕史君も混ざって歌ってくれました。オーラスは〔Les rois du monde〕。この後、最後の挨拶で耕史君呼ばれて真ん中に引っ張り出されて「ボクここでいいの?」状態でもう(笑)。
メインキャストの方々の中でもロベールさん素敵だったー。鳥肌鳥肌。特にね〔Music of the night〕と〔Valjean's soliloquy〕。セットリストとパンフでは今日は〔Bring him home〕のはずなんだけど、何故か〔Valjean's soliloquy〕でした。あと、〔Superstar〕でフツーに女性パート歌ってて吃驚したよ。このひとのバルジャンなら観るよ。フレンチでも観るよ。
耕史君、歌ってる時は無敵やね(手震えててもね)。それ以外はぽわぽわ目だぬき少年。愛い奴。
久々に耕史君のギャップ萌えを堪能した、耳福眼福至福のひとときでございました。


余話。ムードメーカーと言うかMCマットさんが、MonsieurでもなくMr.でもなく「コウジサン」言うてたのがツボ。