NHKBSプレミアム 『真田丸』#4 “挑戦” 18:00〜18:45

録画済。


戦国女子会に和む(笑)。
満を持しての鋼太郎さんの信長とハコちゃんの光秀登場。と思ったら超高速!本能寺。ある意味超無駄遣い。素晴らしいわ三谷さん。本能寺までの件をだらだら見せずに、ポイントだけ押さえて持ってくとこはさすが。ここでは本能寺の変が起こったことだけわかればいい*1
さーて天正壬午の乱へレッツゴー。
その前に伊賀越えじゃー!伊賀越えじゃー!。

ツイより。わかるひとにはわかる(笑)。

https://twitter.com/kanekoiroha/status/694106192101027840
どうでもいいけど、昌幸&出浦の二人は作画が原哲夫感あるよね

源次郎(堺雅人)が見た信長と光秀。

ここまで漕ぎつけたのは、九割九分まで信長の非凡な力というほかな。光秀はそうは思うが、しかし同時にそうは思えない。こんにちの信長の開運は自分のような脇役の努力の結実とも思えるのである。その自意識があるうえに、光秀自身もちかごろ心気の衰えのせいか多分に回顧的になっている。つい、
「われらも多年、山野に起き伏し、智恵をしぼり、勇を振った骨折りの甲斐、いまこそあったというものよ」
といった。
わるいことに光秀の述懐を信長がきいていた。やにわに立ちあがった。
「十兵衛ッ」(中略)
「もう一度言え。−おのれが」
と、光秀の首筋をつかんだ。
「おのれがいつ、どこにて骨を折り、武辺を働いたか。いえるなら、言え。骨を折ったのは誰あろう、このおれのことぞ」
信長は光秀を押し倒し、高欄の欄干にぐわっとその頭を打ちつけ、さらに離しては打ちつづけた。
(殺されるか)
と思った。目がくらみ衣紋がくずれたが、しかし耐えた。耐えられぬのは、衆人のなかでこれほどの目に遭わされる屈辱である。
(こ、こいつを、殺してやる)
この屈辱からかろうじて自分を支えてくれる思いはその一事しかない。光秀は耐えた。それを思いつつ懸命に耐え、やがて打撃から解放されたときはむしろ自分でも気づくほどに凄みのある、静まりかえった表情に戻っている。

司馬遼太郎国盗り物語』後編(新潮社)“甲斐”より抜粋

司馬さんだとこんなん。光秀は信長の家臣として秀吉と対比で描かれることが多いんだけども、『国盗り物語』では、信長と光秀がライバルに近い関係で描かれてるのが面白いです。
今回は歴オタホイホイな、常人にはわかりかねる(苦笑)複雑な想いのふたりでございました。しかし、大河史上最も妖しいと思われるピンクパープル系のライティング(笑)。そのライティングに負けてない鋼太郎さんとハコちゃんは流石。三谷さんのキャスティング勝ちやね。最初に無駄使いと書きましたが、もちろんいい意味で。異形のカリスマの靴音、四天王の嗜虐の微笑。源次郎にも視聴者にもものすっごいインパクトを残しました。
最もと言えば、大河史上最も悲壮感のない人質人選会議と人質(笑)。姉上(木村佳乃)と茂誠殿(高木渉)らぶらぶだもんねー。
「武田軍に武藤喜兵衛というえらく強い侍大将がおってそいつにはほとほと手を焼きました。ご存じありませぬか?」
「いや存じませんな」
昌幸(草刈正雄)は、自分が武藤だということを家康(内野聖陽)が知っていると見抜いてるし、家康は、自分が武藤の正体を知っていることを昌幸がわかってると見抜いてる。
手紙のとこの騙し合いもいいけど、こっちの誰でもわかる単純なのも好きだわ。
「力がないという事はこれほど惨めなことか…」
それでも真田家は現代まで続いている。


ツイより。

https://twitter.com/mg_om_ct/status/693732699324846080
会話で話が進む
その会話が軽快
魅せる所は重厚
1話目から主演
脇役が魅力的
よく褒められてる点、このどれも新撰組!*2でやってたこと。つくづく視聴率次第で勝てば官軍なんだなぁ #真田丸

https://twitter.com/natsu_shigure/status/693784580759822336
信長に会う前に信忠を通過しなければいけなくて、その場面で家康がキーを握ってるって場面て凄い濃いよな。家康の織田の中での信頼度、信長への距離、さらに家康と昌幸の永遠のライバルっぷり、家康の度量と昌幸の度胸の描写が一場面に詰まってる。やっぱ大河は濃い方がいい。#真田丸

*1:真田太平記』では信長・光秀顔出し無しでナレ死だったはず。

*2:原文ママ