NHKBSプレミアム 『真田丸』#25 “別離” 18:00〜18:45

録画済。


千利休桂文枝)に合掌。
大和大納言豊臣秀長千葉哲也)に合掌。
そして、鶴松君に合掌。
しわぶきひとつ聞こえない静寂の中で、秀吉(小日向文世)が振るでんでん太鼓が虚しく鳴る。
なんだかね、『組!』の“ある隊士の切腹”の鈴の音を思い出してしまいました。
三谷さんのあらゆる手法が絶妙なバランスで詰まった回。癒しというかコントパートが流れをぶった切ったとか言うてるヤツ、あれがなきゃ、今回無明の闇のどん底だ。だいたいどこをどう見たらぶったぎってると思えるのか。てめえの理解力がねえからじゃねえのかどあほう。
英伝ネタでちょっと落ち着こう。

https://twitter.com/minoruno/status/747024070525362176
秀長氏殿下にナンバー2不要論を説く。
石田オーベルシュタイン三成「待って!それ俺のやつ!俺のやつ!!」 #真田丸

https://twitter.com/minoruno/status/747025789141409793
石田オーベルシュタイン三成氏「待って!!それ俺がやりたかったやつ!俺がホントはやらなきゃならんやつ!!!」

ぬえ@yosinotennin
まだ鶴松存命中に葬儀の相談を始める。利休を追い落とす機を逃さず畳み掛ける。「本当に手を汚すということ」を知る。#真田丸大谷吉継、義だけの男ではない。底知れぬ…面白い。

https://twitter.com/minoruno/status/747029474865090562
大谷オーベルシュタイン刑部吉継様の徹底ぶり流石!素敵!内なるドライアイス!内なる鉄面皮!!
石田治部少輔三成「待って!それ俺の!!オーベルシュタイン枠は俺のやつ!!!」 #真田丸

https://twitter.com/minoruno/status/747034721662578688
石田三成大谷吉継、2人が力を合わせて初めて戦国のオーベルシュタインは誕生することがわかった回でもあった。つまり2人はプリキュアみたいなもんだということ(違う) #真田丸

プリキュア(笑)。

https://twitter.com/chatoracat39/status/747044468159717376
治部や刑部が利休を排除したがった理由としては某スペースオペラ作品の軍務尚書が言ってた「No.2不要論」が最もしっくりくる…のだけれど、後のことを考えるとこの2人の選択が豊臣破滅に向けて全力疾走しているようにしか見えない #真田丸

“某スペースオペラ作品の軍務尚書が言ってた「No.2不要論」”……固有名詞を隠そうともわかるひとにはわかる。


「私お茶々様が怖い。皆を不幸にしている」
自らを怖れ最も不幸なのは茶々(竹内結子)。
茶々は哀しむのをやめたのではなく、哀しい時に寄り添えるひとがいなかったんだな。
唯一寄り添ってくれたのが寧(鈴木京香)という皮肉。
よく対立関係で描かれるふたりだけど、秀吉の死後、寧はどんな気持ちで大坂城を出ていくんだろう。
「たとえ住む所は違っても心は常に一つ。一家とはそういうものです」
あたたかく強い真田家。
揺らいで弱りゆく豊臣家。
三成(山本耕史)が一門に頭を下げなければならないほどに。
“人の行く裏に道あり花の山、いづれを行くも散らぬ間に行け”
俗説では利休の言葉ですけども。
花の山の因果応報。
これで秀吉はふたりの優秀なアドバイザーを失ったわけですけども、利休が死なず堺に利益がなければ唐入りはなかったのかなあと。そこに今を取り繕う、というと語弊があるな、秀吉の気持ちを慮った源次郎(堺雅人)の言葉が、秀吉の中で勝手に大きくなってしまった、と。
前回、対の台詞云々書きましたが、今回も象徴的にありましたね。昌幸(草刈正雄)と家康(内野聖陽)。黒いわ(爆)。
三成は孤立じゃなく孤独。あの水垢離にどれだけの思いが詰まっているのか。
治部様諸肌脱ぎとか萌えるどこじゃなかったわ今回。だいたいファンは見慣れてるし(そこか)。
秀次(新納慎也)のプロポーズに、いつものごとくはぐらかすような態度ではなく冷静に対応したきりちゃん(長澤まさみ)。なんだかんだ言っても成長してるんだわ。このシーンは凛とした美しさが滲み出てとっても良かった。よく考えると(考えなくても)長澤まさみは相当の美人なんですけど、超ウザいと言われてた頃のきりちゃんの容姿が取り沙汰された様子が見られなかったことを思うと、もしかして長澤まさみってすごい女優なんじゃないかと思ったり。


まあとにかく神回です。鶴松君の死とその周囲をこれだけ描き込んだのも珍しいんじゃないかと。
オットが、大河の中の1話ながら1本の作品としてちゃんと成り立ってるとゆうてました。ら、いたわ他にも。

https://twitter.com/mittaso/status/747106495288868864
子供が亡くなるという哀しい話でしたが、インド映画かと思うくらい、真田サイド徳川サイドで喜怒哀楽のバランスが取られていて、シリーズの1話でありながら、1本の作品として成立していた気がします。 #真田丸