NHKBSプレミアム 『真田丸』#33 “動乱” 18:00〜18:45

録画済。


あの湯浅五助を愛一郎さんががががが。
もし刑部(片岡愛之助)の最期のシーンが三谷さんが特にひねらずナレ死でなかったら伝わるまんまだったら泣くしかない。愛一郎さんはリアルで泣くよ絶対。リハから号泣だよ。「若旦那の介錯なんかできません〜〜〜わあああ」ってテイク重ねてるよ(爆)。


とりあずネタを。

https://twitter.com/GTT214/status/767294698666938368
戦国時代後期の巨災対 キーワードは『一度しか言わない』 #真田丸

わかるひとにはわかる。

https://twitter.com/genwat/status/767294803549655040
加藤の乱を思い出すなあ・・・いまや止めた人も入院中だ。 #真田丸 #早丸

https://twitter.com/tako_machida/status/767346954275655680
治部殿に突撃を止めるように必死に説得する源次郎が、加藤の乱の谷垣さんにしか見えなかった・・・ #真田丸

↑この手の呟きが多くてちょっと笑ってしまった。結構前なのに皆さんよく覚えてらっしゃる。

https://twitter.com/ayagonmail/status/767331269256503300
清正の三成への愛(完全に一方通行)
刑部殿の三成への愛(さすがは!ラブリン!)
三成の秀吉への愛(ピュアすぎる…三成)
直江殿の御屋形様への愛(御屋形様は本気になられた)
佐渡守の我が殿への愛(宇宙を手にお入れくださいラインハルト様的な)
…おっさんたちの愛があふれる #真田丸

正信(近藤正臣)がキルヒアイスとは新発見。前回はシェーンコップ的というのを見た。
「太閤殿下の築かれた太平の世を乱す者を正すのが我が務め」by刑部(片岡愛之助
オットと「いまんとこすっごい歌舞伎」と同時ツッコミ(苦笑)。
「我が務め」のとこね。細かくてすんません。その昔、『夜桜お染』で斎藤光正監督に徹底的に歌舞伎の癖を直されたエピを思い出したわ。


今回の家康襲撃未遂事件。司馬さんも『関ヶ原』では今回ほど大事ではないけど、ちゃんと描いてるんだよね。その前の「暗殺」については左近が言い出したことにして。

(人は利害で動いているのだ。正義で動いているわけではない)
そこを見ねば。
と、左近は思う。左近は無学で、仁義礼智、といったような事は知らない。しかしそういう道徳など、治世の哲学だとおもっている。秩序が整えばそういう観念論も大いに秩序維持の政道のために必要だが、
(しかし乱世では別なものが支配する)
人も世間も時勢も利害と恐怖に駆りたてられて動く、と左近はみている。
(中略)
(そのときに、正義などと)
あまい、と左近は思うのだ。三成が家康に問罪使を送った。それも左近は反対だった。正義に照らして家康の不正を責める−といっても、家康自身驚きもしなければ、世間もべつにさわぎはしない。
(もともと乱世は強弱で動く。善悪で動かぬ。家康をいかに悪人だと呼ばわっても、人はついて来ぬ)

司馬遼太郎関ヶ原』(新潮社)“暗殺”より抜粋

弱肉強食戦国乱世。生き残るために、己のために、己の家族のために、領国のために、領民のために、家臣のために……私欲だとか我欲だとか非道とか何が間違ってて何が正しいなんてわからんよ。それでも“義”を旗印とするならば、“義”に殉じるしかない。一種の勇者であるのになんと哀しいことか。
「よっぽどなんだろ?よっぽどなんだよな?」
「これでよかったのだ」
こんな加藤清正新井浩文)を見たことないし、
「おぬしをとがめる者がおればわしが抑える」
こんな大谷刑部も見たことない。
源次郎(堺雅人)はもっとストレートに死ぬなと言う。
幸せ者だのう三成(山本耕史)。
それでも行こうとする三成をとめたのは“義”。

https://twitter.com/yoshitoke_aona/status/767327588700127234
こんなに石田三成を『もぉいい!!よせ!!わかったから!!お前は頑張った!!』と抱き締めてやりたくなるドラマ、あったやろか。景勝様、視聴者の分まで抱き締めてくれてありがとう。 #真田丸

ここで終わらないからなあ。むしろ始まり。


「男の人って妙に誇り高いところあるからやめたくてもやめられないんですよ。特に自分から言いだした事だから。そんな気がしますね私は」
きりちゃん(長澤まさみ)は視聴者の思いも語ってくれる。つまりそれだけ傍観者であるということ。
「お前は煩わしい事も多いが偏りなくものを見ている」
ったく源次郎てば(苦笑)。ただね、リベラルだけど、公平ではないと思うんだよね。