録画済。
蒼茫とくれゆく廃墟の中の急坂を、金田一耕助は雑曩をゆすぶり、ゆすぶり、急ぎ足に下っていった。瀬戸内海の一孤島、獄門島へ急ぐために−。
横溝正史『百日紅の下にて』ラスト一文 短編集『殺人鬼』（角川文庫）収録使命を終えて、飄然と立ち去って行く彼のうしろ姿は印象的で、しかもその行く先は瀬戸内海の孤島獄門島である。著者自選のベスト・テンはほとんど長編だが、短編で本編をあげられたのはもっともと肯けよう。
解説 中島河太郎ツイ見てたら、「えっ？獄門島へつながるの？」というのがあまりにも多くて吃驚した次第。まあ原作未読、漫画未読、舞台未見となればそうなるやね。
百日紅の表現は蜷川さんの舞台みたいで綺麗でした。なんて素敵なフケ（爆）。
ぬか漬けと布団は面白くわかりやすくて良かったと思います。布団はまだしも、ぬか漬けよく考えたな。演出に拍手。
あと違うのは冒頭の郵便配達夫と佐伯（嶋田久作）の風体くらいかな。前者は省略されても物語に影響はないし、後者ももうちょっと若い方が良かったと思う程度なので無問題。あ、金田一の雑曩にぬいぐるみは入ってません。あれ何だったんだろうと思ってたら見つけたツイ。https://twitter.com/hinocchi/status/802539374504067072
後ろに背負ってるぬいぐるみは川地君なんだなー #百日紅の下にて
3回とも満足。どんなことになるかと思ってたら、昭和の前衛とエログロと狂気とカオスの中にある、横溝正史の世界を見事に絵にドラマにしてくれました。『獄門島』の出演者がさらりと入ってるのもいいな。長編は長谷川君、短編は池松君方式で今後もよろしくお願いしたい。とりあえず長谷川君の『悪魔が来りて笛を吹く』を待ちましょう。短編は『蝙蝠と蛞蝓』とか。
余話。
https://twitter.com/kanadorama/status/802516494525480961
#横溝正史短編集 #百日紅の下にて 見ます！って金田一氏の頭がユウキ・コスモwわかるひとにはわかる。
