録画済。
そういえば塩野先生が「ふたりは共通するなにかがある」とか書いてたなあ。平賀源内と田沼意次が、レオナルド・ダ・ヴィンチとチェーザレ・ボルジアみたいだ。天才と、なんでもやらせてあげられる権力をもっている理想的なパトロン。#風雲児たち
— 槙 (@pausert_method) 2018年1月1日
歴史上、これほどに才能の質の違う天才が行き会い、互いの才能を生かして協力する例は、なかなか見出せるものではない。レオナルドは思考の巨人であり、チェーザレは行動の天才である。レオナルドが、現実の彼岸を悠々と歩む型の人間であるのに反して、チェーザレは、現実の河に馬を昂然と乗り入れる型の人間である。ただこの二人には、その精神の根底において共通したものがあった。自負心である。彼らは、自己の感覚に合わないものは、そして自己が必要としないものは絶対に受け入れない。この自己を絶対視する精神は、完全な自由に通ずる。宗教からも、倫理道徳からも、彼らは自由である。ただ、窮極的にはニヒリズムに通ずるこの精神を、その極限で維持し、しかも、積極的にそれを生きていくためには、強烈な意志の力をもたねばならない。二人にはそれがあった。
塩野七生『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅な冷酷』(新潮社)スケールの違いはあれど、わかる気がする。
福内鬼外(平賀源内)の『神霊矢口渡』は文楽(人形浄瑠璃)でも歌舞伎でも今でも上演される演目。私は映像で、歌舞伎の四段目“渡守頓兵衛住家”*1しか観たことなくて。数年前に吉右衛門さんが通しを100年ぶり*2でなさったんだけど、なんやかんやで観れなくて残念でした。
源内にしては(失礼)わりとオーソドックスな時代物。ただ、真の武士道をあまり知らないで描かれたと思われる*3上方浄瑠璃の武士道ものと違って、古典的な封建主義には固執してないんですよね。家臣の犠牲によって自分の子供もろとも助けられた武士の奥方が、主家ではなく一個人として家臣に礼を言う。上方浄瑠璃ではありえない、人間の善意を描いていると思います。江戸に在して本来の武士の姿を知ってたからでしょうね。
商売上手な源内は便乗商法で、この演目に縁の新田神社の竹で矢守(破魔矢)作って売ったりも(爆)。まあ閑散としてた神社も人出が多くなって復興したとのことですが。
以上、余談でした。
今回は田沼(草刈正雄)と源内(山本耕史)の一番いい時代を観てるんだなあ。
耕史君の源内でマキノノゾミの『非常の人 何ぞ非常に 〜奇譚 平賀源内と杉田玄白〜』を観てみたいと思いました。解体新書発刊から18年後。平賀源内さんはもうこの世にいないけれど、玄白さん良沢さん古希のお祝い会場の外では、竹トンボで遊ぶ子らの姿があったね。#風雲児たち
— ぬえ (@yosinotennin) 2018年1月1日
これパイロット版でしょ、大河の。キャストのスケジュール組むのが大変なら『坂の上の雲』方式でもいいから、この後も三谷さんでやってくれないかしら。
こんなにバンバンとストーリーがすっ飛んで行って、登場人物も次から次へとほぼほぼ名前だけの紹介に留まっているのに、でも総集編のような感じにならずにちゃんと一本のドラマになってるの、どういうわけだろう。不思議だなあ #風雲児たち
— しみず さるひこ (@bub_shimizu) 2018年1月1日以前「新撰組!」を観ていて
— 山本夜羽音@2018メガ秘書新作進捗中 (@johanne_DOXA) 2018年1月1日
「なんで三谷幸喜は、同じ理想を共有した青年らが陰惨な内ゲバをやらかす構図をこんなにリアルに描けるんだ?!」って叫んだら
「舞台演劇もだいたい一緒だから」って云われて納得したの思い出した Σ(゚Д゚) #風雲児たちこの、おっさん4人が単語をひとつ訳せて大喜びしている積み重ねがあったからこそ、明治維新はあのようなかたちで迎え入れることができたんやで、というのがみなもと太郎史観です。最高でしょ。 #風雲児たち
— たられば (@tarareba722) 2018年1月1日
おおう。てことは別のお話で今回出なかった方々が(爆)。今更だけどまじで真田丸で徳川側演じてた役者は出さないようにしてるんだな #風雲児たち
— ちゅるみ女児 (@griegriegrie) 2018年1月1日今回、堺さんと洋ちゃんが出演されていないの、『風雲児たち』別エピソードのために温存されたという見方をしておるのじゃよ儂は。どうか正月恒例にして欲しい。 #風雲児たち #真田丸
— しみず さるひこ (@bub_shimizu) 2018年1月2日
あー『コンフィダント・絆』思い出したわ。三谷さん、アーティストとそうでない者、の話がほんとに好きだなあ #風雲児たち
— しみず さるひこ (@bub_shimizu) 2018年1月1日
#風雲児たち や #眩 を観ると、大河ドラマはやっぱり江戸文化人を主役にしたものをやるべきじゃないかと思いますよ…合戦なくてもいいじゃない、人が生きている限りそこに物語はある。
— ぬえ (@yosinotennin) 2018年1月1日ここ2年の間に「ちかえもん」や「眩」、そして「風雲児たち」で、武士ではない文化人たちを中心としたNHKの時代劇にハートを刺されまくっているのだけど、近年は見られない文化人を主題に置いた大河ドラマの誕生もそう遠くはないと期待してよかろうか!#風雲児たち
— 那智 (@38cinema) 2018年1月1日
この後、杉田玄白は『解体新書』翻訳のいきさつを『蘭学事始』にまとめ、原本と写本を一冊づつ杉田家と弟子の大槻家に残した。ここには前野良沢の名があり、これにより解体新書の訳者であったことが知られることとなる。 #風雲児たち pic.twitter.com/ZarPdk9J7C
— 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 (@raizou5th) 2018年1月1日お祝いの場に良沢が現れると、門前の人々から杉田家中の者たち、来客たち皆一様に最敬礼で出迎えたのを見て、ああ玄白は常日頃から「『解体新書』発刊の最大の功労者は前野良沢」と周囲の人たちに話し続けていたんだろうなぁ‥と感じた
— 桃の葉(小) (@ufufufufufu412) 2018年1月3日
#風雲児たち
余話。
確かにあの前田先生のフルオケの劇伴は素晴らしかったけどね。緻密な人体絵を見て「こんなに素晴らしい絵では翻訳の拙さが目立ってしまう」と発言する前野良沢を見て、劇場版クラッシャージョウの前田憲男先生の劇伴音楽を聴いて「絵が負ける」と発言した安彦良和監督を思い出したり
— 桃の葉(小) (@ufufufufufu412) 2018年1月3日
#風雲児たちキャストを知った時の俺「大河ドラマじゃん」
— 牡鹿戸 (@oskd_scopsow2) 2018年1月1日
有働アナ「これは大河ドラマではない」
俺(見透かされてる…!)
大谷「こんにちは」
秀頼「こんにちは」
兼続「こんにちは」
三成「こんにちは」
北条氏政「こんにちは」
三十郎「こんにちは」
大河じゃねえか!!!!#風雲児たちおっぱい星人だしなっ(笑)。“gat”=“穴”のウインクとかもなっっ。ターヘルアナトミア翻訳の際に「処女膜」という言葉が作られたと聞いて、作ったのは桂川甫周なんだろうなとしか、このドラマを見終わった後では思えなくなったw #風雲児たち pic.twitter.com/YMMUyIUzfd
— 燕砂岩 (@swallowsagan) 2018年1月1日