テレビ愛知 『新美の巨人たち』 作者不詳「鳥獣人物戯画甲巻」 22:00〜22:30

録画済。

 

言わずと知れた国宝『鳥獣人物戯画』。平安末期の約900年前に蛙、兎、サルが遊ぶ姿が描かれた長大な絵巻物。平家物語の舞台となった時代です。実はさまざまな漫画の手法が取り入れられているといい、あの手塚治虫は“漫画のお手本”と評し、自らの漫画に登場させたほど。今なおファンの多い作品です。
全4巻ある『鳥獣人物戯画』から、今回はスポットを当てるのは甲巻。この作品は作者不詳なのですが、古くから作者として有力視されてきた人物がいます。“鳥羽僧正覚猷”。天皇にも仕えていた僧侶ですが、詳しいことはわかっていません。その足跡をたどるため、日頃からアートに傾倒する俳優・井浦新さんが滋賀県大津市にある鳥羽僧正縁の寺・三井寺へ。作者に思いを馳せた井浦さんが、この地で気づいた、作品の謎を解く鍵とは?。さらに、新たな学説に基づき訪れた闇夜で、井浦さんは作品の新しい見方を発見。
漫画家・しりあがり寿さんも登場し、この絵巻物がなぜ“漫画家のお手本”なのか、この作品のさらなる楽しみ方を紹介します。
<Art Traveler>井浦新


番組HPより