『演劇界』2008年7月号

演劇界 2008年 07月号 [雑誌]

演劇界 2008年 07月号 [雑誌]

踊りの名手・勘三郎×三津五郎対談。読み応えありました。2人の声が聞こえてきそう。
高橋睦郎氏のコラムに、『身毒丸 復活』の白石加代子藤原竜也が登場。氏によれば白石加代子の演技は“女形”なのだそう。

白石加代子女形芸は、男の女形とも、女の単純な女形とも違った、批評的な強い描線をもっている。この三重の屈折を経た虚構の芸の力が藤原竜也の虚構の表現力を育てた。ともいえるのではないか。

高橋氏が観た初演から11年後の身毒丸は、初演時よりはるかに少年っぽく見えたとのこと。