ミステリー文学資料館／編『シャーロック・ホームズに愛をこめて』

シャーロック・ホームズに愛をこめて (光文社文庫)

帯に“コナン・ドイル生誕150＋1年”て。間に合わなかったんですか（笑）。
シャーロック・ホームズのパロディ＆パスティーシュ集。巻末の開設で、編者が様々なホームズ外伝の類を10種類に分類し、パロディとパスティーシュの違いをわかりやすく説明してくれてる。特にシャーロッキアンでもない私には助かります。
既読のものもあったけど面白いです。かの人とホームズの共演というのは日本では定番ですな。
北原尚彦『ワトソン博士の内幕』は爆笑。たった7ページで“語られざる事件”の秘密が明らかに。絶対そうだよ、うん（笑）。
田中啓文『「スマトラの大ネズミ」事件』はラストを飾るにふさわしいハードな作品。オカルティックなホームズとは！（驚）。
第二集は7月刊行予定。