NHK総合 『咲くやこの花』#7 19:30〜20:00

なんというネタ振り。座布団10枚。単なる賑やかしかと思ってた子供たちが“むすめふさほせ”を解く鍵!。
猿丸(梅本ハルヤ)の凧……「おくやまに紅葉踏分なく鹿の声きくときぞあきは悲しき」 
小町(原舞歌)の凧……「花のいろはうつりにけりないたづらに我身よにふるながめせしまに」
蝉丸(小川竜平)の凧……「これやこの行も帰るも別れてはしるもしらぬも相坂の関」
それぞれの頭文字を並べると“おはこ”。
で、こい(成海璃子)は“むすめふさほせ”の謎に気づくと。うーん、巧い。ネタ振りの見本(拍手)。
はな先生(松坂慶子)とこいのそれぞれ恋バナ。それは切なく苦しみを伴いつつも新たな“志”を生む。女は強いね。
そうそう“むすめふさほせ”のこと。
この手の“決まり字”の発見は明治期だそうで。でもはな先生程の人物なら発見しててもおかしくないでしょうね。このころの学問は自らの研鑽とそれを子弟に伝えるのがメインだから、新たな発見があったとしても世に知らしめることもなく埋もれたモノも多いのかと。
今週の順軒(笑)。
「蜜柑の山抱へて現はる良い蜜柑いつむきとてかおいしかるらん」
「みかのはらわきてながるる泉河いつ見きとてかこひしかるらむ」(中納言兼輔)
ウザいけど若旦那のこいへの気持ちは本物。