NHK総合 『爆笑問題のニッポンの教養』 京都パワースポットミステリーツアー〜小松和彦〜 22:50〜23:25

録画済。


敬愛する小松先生ご出演とのことで視聴。
「パワースポットは元々異界と人間界との接点である鬼門。神や仏だけではなく魔物や鬼のパワーも集まる、危険な場所とも言えます」
昨今のパワースポットに物申す、てわけじゃないけど、小松先生の言葉に改めて納得。
つーか、多少でも民俗学に興味がある人間にとっては常識ですな。神社というのは大半が荒ぶる魂を恐れ鎮め祀るために作られるもの。菅原道真平将門のような荒御霊は、手厚く祀り畏怖し強く敬えば、その強大な神気でもって守護の神となるけど、一歩間違えばもとの荒御霊。光と闇は表裏一体。神聖な境内や拝殿できゃいきゃい騒いでると、健康になるどころか逆にパワー吸い取れられて祟られるぞ。
昔は光と同じに闇があったのに今は闇がどんどんどんどん減っている。夜でもネオンサインや街灯で明るいという物質的なこともあるんだけども。明るいとこに鬼や怪異は現れないでしょう。それに加えて闇が見える人間が減ったんでしょうね。
爆笑・太田が、現代の闇はインターネット社会にあるのでは、と。
わかる気がする。古い闇の虐げられたまつろわぬ者たちのネットワークは日本全土を覆っていた。それは余人には見えないもの。見てしまったら堕ちるしかない。ネットもどこで何につながってるかわからない。一番厄介なのは、現代の闇は対人間であること、かな。