東海テレビ 『GOLD』#4 22:20〜23:14

やはりものすごくベタで時代遅れの感でいっぱいのドラマ。例をあげると丈治(反町隆史)と辰也(寺島進)のディスコ*1やケンカのとこ(爆)。殴り合いそのものを出さなかったのはスタッフの判断かと。現場スタッフの苦笑いが見えそうです。
でもそんなの知ったことかの野島脚本。ブレのない彼の世界にはベタとか古いとかを凌駕する大きな愛があると思います。
「俺、母さんに不良品って思われたくない、母さんだけには。俺、一等取って母さんが喜ぶ顔が一番好きなんだ。ちくしょう。もう二度と見れないんだ」
悠里(天海祐希)は廉(矢野聖人)を不良品だとは言わないだろう。それどころか悠里に早く病気のことを知らせなければ、彼女が自身を責めることになる。
洸(松坂桃李)が言っていた。悠里の夢は押し付けではなくいつしか自分の目標になったと。それは廉も晶(武井咲)同じ。ただ洸は特に母思いで無理をしてるようにもみえる。悠里は洸の中に修一(水上剣星)を見ているんでしょう。それに洸は気づいてるはず。なんだか危うい感じがしてなりません。その修一が事故ではなく自殺。カメラマンの宇津木(綾野剛)が修一の息子。どんな経緯で生まれた子なのか。洸の元カノ妊娠騒動に微動だにしなかった悠里だけど、幸恵の件といい悠里の信念の王国に翳りが……。
幸恵(賀来千香子)が自分の子を失った時に彼女に出会った悠里。慟哭の中の幸恵の姿が鏡に写った自分に見えたとしたら?
「死んではいけない。毎日毎晩苦しみ続けなければいけない」
悠里が悠里自身に向けた言葉なのかも。朋(大江駿輔)が巷の噂どおり存在していなかったら、という前提で。

*1:あれクラブじゃないでしょう?。