「誰にでも歴史がある。夫婦にも歴史がある。家族にも歴史がある」
ありますねー。何事もなく平穏無事な家族なんてあるんだろうか。ウチは曾祖母が自殺だし、祖父が祖母と結婚した理由が「身寄りがなくて逃げるところがないから」だし、伯母2人と父で財産分与で相当もめたし*1、まあ他にも色々……ああ、私が2回結婚してるわ（苦笑）。
誠一（竹中直人）は、ああいう形でしか自分の気持ちを伝えられないんだなあ。寿美子（浅野温子）はそれを十分にわかってて……。誠一は家族に弱い自分を見せたくないんでしょう。ゆえの更なる理不尽な言葉で自分をガード。妻の病気は心配なもののどう対処したらいいのかわからず、ちょっと勇気を出してみたら裏目にしか出ない。まあそれがきっかけで多少の進展はあったけれども。
西本家は武家以上に病んでる。なんだあの息子。親が親なら子も子だ。
最後のシーン、誠治（二宮和也）が誠一を誘うシュミレーションしてる時点でピーンと来ましたよ。大体のひとがそうでしょう。次回であの女性の謎が解けるのかな。
*1:現金はないに等しいけど土地が多少あったもんだから始末が悪い。
