録画済。
「痛いです。心が、とても痛いです」
「越前さん。どうか…私を嫌いにならないでください。嫌いにならないでください」
私も痛いよ、はらちゃん（長瀬智也）。
嫌いになるわけないじゃないか。こっちこそこの世界を嫌いにならないで、ってはらちゃんに言いたいけど、言いたいけど………越前さん（麻生久美子）が「こんな世界でごめんなさい」と泣いている。私も謝りたいよ。ごめんねはらちゃん、こんな世界で。
私たちはこんな世界に生きている。傷ついて傷ついて学習して生きていく。
でも、はらちゃんたちの世界で“学習”は必要ない。傷つく必要もない。
はらちゃんたちの世界へ行ってしまった越前さん。
これは、自殺だ。
はらちゃんとの別れがどんなに辛くても、越前さんは帰って来なければならない。はらちゃんたちの世界を守るためにも神様は自分の世界に戻らなければならない。何よりお母さん（白石加代子）が、ひろし（菅田将暉）が、百合子さん（薬師丸ひろこ）が、みんなが悲しむよ。
何が大切なのか。たぶんはらちゃんは気付くのでしょう。
皆が、あっちの世界もこっちの世界も、誰もが幸せになる方法があると信じたい。
