録画済。
優秀な忍びゆえ理不尽な辱めにも耐えてしまう織江（滝本美織）。なんと哀しい……。まさに忍ぶ者。
下男が来る気配を感じ敷布団の下へ桜貝を隠すし、下男が去った後、崩れ落ちることもなく桜貝を取り出してじっと見つめる。彼女の顔には後悔とか惨めさとかは微塵もなく、むしろ神々しいものを感じました。無音の演出も良かった。
炊いた飯が不味かったのは思わず出てしまった心の乱れなのか、下男を御前（田中泯）へ密告するためにわざとそうしたのかはわからないけど、自分の手を汚さず、オットを襲い、自分を犯した下男に扮していた奉行所の密偵を葬り去った織江は、やはり凄い忍びです。オットの仇を討ち、自分の仇を討ち、忍びとしての仕事も果たす。そら川村様（和田聰宏）も惚れるわな（爆）。
雁二郎（梶原善）はあんな調子ながら全く侮れないやつというのが、御前との会話で良くわかります。
