年間100万人以上の入場者数を誇る江戸東京博物館に大潜入!。日本橋の原寸大模型や1500体もの人形がひしめく町の模型は本物と見まごうばかり。リアルな江戸を体感!。
いきなり前方に広がる原寸大の江戸・日本橋。もちろんここは花のお江戸はではない。20年前、両国国技館の横で産声をあげた江戸東京博物館のエントランスだ。江戸・東京400年の歴史とそこで暮らした人々の生活を濃縮した博物館であり、過去の歴史を現在に甦らせる「体験型歴史博物館」の先駆け。年間100万人を越える入場者を誇る人気博物館だ。呼び物は本物と見まごうばかりに作られた精緻すぎる模型だ。観客の度肝をぬく、徹底的な時代考証に基づいて街や人を忠実に復元して見せた寛永年間の町人地では、800体の人形と「意外な動物」に遭遇。江戸を代表する豪商・三井越後屋では、大成功の陰にある企業努力を、模型と人形から探索。両国橋の賑わいでは、スリや熱愛カップルといったストーリー性豊かな人形たち1500体に出会い、まるでその時代を生きているかのような目線でタイプスリップを体感する。収蔵品のコーナーでは、江戸の庶民史に関わるお宝が。名奉行・金さんの極秘プライバシーにまつわる書状、幕末の大工が所持していた建築シミュレーターに爆笑問題も驚嘆することしきり。江戸学の権威竹内誠館長との鼎談では、前代未聞の模型誕生にまつわる職人たちの秘話が明かされる。