『MOSTLY CLASSIC』2013年11月号

初めて買いました。てか初めて目にする雑誌です(爆)。
そんなクラシック門外漢のわたくしですが、数年前にNHK教育で放送された、『クラシックアーカイブ〜和洋名演名舞台〜』のカルロス・クライバー指揮のベト7には鳥肌が立つほど感動いたしました。八世幸四郎、九世海老蔵、七世梅幸の『勧進帳』目当てで録画したのが、もの凄い拾いモノでした。
番組の第1部が“時超至芸鑑”で日本の伝統芸能、第2部が“世紀の名演奏”で下記のラインナップ。ラストのベト7はノーカットです。

シューベルト交響曲第7番ロ短調“未完成”第1楽章〕抜粋/指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン管弦楽ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
●グラナードス〔スペイン舞曲第5番〕抜粋/ギター:アンドレス・セゴビア
ヴェルディ〔歌劇“オテロ”第2幕から“神かけて誓う”〕/テノールマリオ・デル・モナコバリトンティート・ゴッビ/指揮:アルベルト・エレーデ/管弦楽N響
モーツァルト〔歌劇“フィガロの結婚”第2幕から“さあ、ひざまづいて”〕/ソプラノ:アルダ・ノニ、オリエッタ・モスクッチ/メゾ・ソプラノ:ジュリエッタ・シミオナート/指揮:ヴィットリオ・グイ/管弦楽N響
J.S.バッハ無伴奏バイオリン・パルティータ第2番ニ短調 BWV1004から“シャコンヌ”〕抜粋/バイオリン:ヘンリク・シェリング
ラヴェル〔ピアノ協奏曲ト長調から第1楽章〕抜粋/ピアノ:アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ/指揮:アレクサンダー・ルンプフ/管弦楽N響
ヴェルディ〔歌劇“リゴレット”第3幕から“風の中の羽のように”(女心の歌)〕/テノールルチアーノ・パヴァロッティ/指揮:ロヴロ・フォン・マタチッチ管弦楽N響
●チレーア〔歌劇“アドリアーナ・ルクヴルール”第1幕から“あなたに母の優しさを”〕/テノールホセ・カレーラス/ソプラノ:モンセラート・カバリェ/指揮:ジュゼッペ・デ・トマージ/管弦楽N響
●マスカーニ〔歌劇“カヴァレリア・ルスティカーナ”から“おかあさん、あの酒は強いね”〕/テノールプラシド・ドミンゴ/アルト:ネッラ・ヴェッリ/指揮:オリビエロ・デ・ファブリティース/管弦楽N響
●ベートーベン〔ピアノ・ソナタ第28番イ長調作品101から第1楽章〕抜粋/ピアノ:ウラディーミル・ホロヴィッツ
シューベルト〔歌曲集“美しき水車屋の娘”から“どこへ”〕/テノールペーター・シュライアー/ギター:コンラート・ラゴスニク
ブラームス〔二重協奏曲イ短調作品102から第1楽章〕抜粋)/バイオリン:アイザック・スターン/チェロ:ヨーヨー・マ/指揮:秋山和慶管弦楽N響
ラヴェル〔ピアノ協奏曲ト長調から第3楽章〕抜粋/ピアノ:マルタ・アルゲリッチ/指揮:アルミン・ジョルダン管弦楽:スイス・ロマンド管弦楽団
ショパンポロネーズ変イ長調作品53“英雄”〕抜粋/ピアノ:スタニスラフ・ブーニン
ショパンスケルツォ第2番変ロ長調作品31〕抜粋/ピアノ:エフゲーニ・キーシン
クライスラー〔愛の喜び〕/ヴァイオリン:ヴァディム・レーピン          
●ベートーベン〔交響曲第7番イ長調作品92〕/指揮:カルロス・クライバー管弦楽バイエルン国立管弦楽団/1986年5月@人見記念講堂

クラシックファンなら観てるやね。ディスクの録画日付は2009年1月9日でした。
さて、耕史君の「理解できないかもしれませんが、想像はできます」
案外、戯曲を観る上での基本かもしれない。
作品が理解できないという理由のひとつには、作り手側だけがわかったつもり、つまり作り手の妄想で成り立たせようとすることがあげられると思います。妄想とは自己完結で閉鎖的。理解はもとより想像すらできない。想像は他者(観る側)を巻き込む力を持っています。白井さんや耕史君は、この“想像”を見せてくれる作り手のはずです。理解できなくても、想像という解釈の自由性を私たちに与えてくれると思います。