録画済。
馴染みののドラマブロガーさんのところへ行きましたら、「すごいすごいと言われてる官兵衛だけどどこがそんなにすごいのか」と書かれてまして。まあ、確かに(苦笑)。実際、小寺の家老時代に目を見張るようなエピソードがあるわけではないですしね。『播磨灘物語』でも、どちらかというとお父さんのお蔭というか………。
父の兵庫助は、隠居だから当然ながら入道頭である。(中略)隠居して家督を官兵衛にゆずったころ、
「あの若さで隠居とは」
と、世間のひとびとは驚いたが、かれは主家のためでござる、其より倅の官兵衛のほうがすこしは器量が上でありますようで、と判で捺したように一ツ返事をしてまわった。
そのことが、弱年ながら官兵衛の世間的な評価を大きくし、あの男のやることなら、間違いあるまいという先入主をあたえ、官兵衛を働きやすくした。