ＮＨＫBSプレミアム 『軍師官兵衛』#18 “裏切る理由” 18:00〜18:45

録画済。

さきの上月城の陣では、応援にきた村重の軍がいっこうに動かないことに、官兵衛は不審をもった。あのころ、落書を村重の本営の門柱に貼った者がいた。
荒き（荒木）弓、張りま（播磨）の方へ押しよせて、射るも射られず引くも引かれず
というものであったが、その時期はまさか謀反などという評判は立っていない。

司馬遼太郎『播磨灘物語』中（講談社）“村重”より抜粋

この落書の出典は『絵本太閤記』だと思うんですけど、私が知ってるのとはちょっと違うんですよね。司馬さんのは何版なんだろ。『絵本太閤記』以前の書物にもあったのかしら。

荒木弓　けふのいくさに弦きれて 射るもいられす 引くもひかれす

近代デジタルライブラリー　岡田玉山『絵本太閤記』二編巻之十一（楽成舎）“秀吉上月表退陣”より抜粋

弦切れたまんま、弓引かなきゃよかったのにねえ。右近（生田斗真）が必死で止めたっちゅうに（そこか）。