テレビ愛知 『アオイホノオ』#3 24:12〜24:52

録画済。


「何しに来たーー!!」byモユル(柳楽優弥
ラスト約3分で全てを持って行く矢野(浦井健治)。ホンマに何しに来たんや。てかホンマに来たんか?。モユルの幻だったりして。

若者はそれぞれ心の中に王国を持っている。その自分の王国を他国に潰されないように必死に守り抜かなければならない。他人の能力は解っていても「自分よりももしかしたら優れている」と解っていても認めなーい!。それが王国の政治だ!

でも至言だよなあ。若者の特権だよ、自分の王国。年取っていくうちにだんだんだんだん小さくなっていく。というか小さくしていかなければ、通常の社会生活の中では存在できない。それでも捨てきれない小さな小さな王国が私の中にあります。

モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやる!*1

モユルの卓上のアニメ作画道具やカラー類。いったいいくらしたのか知らんけど結構高いはずやで。先行投資とはいえ、さっさと使わんかいモユル。使いこなせなくていいからとにかく使え。君がうだうだしてる間も庵野安田顕)は手を動かしてる。
このドラマ、今の若者からしたら「ただの中二病のヤツラの話じゃねえか」なのかとも思ったり。でも、モユルたちは自分たちで自分たちが歩く道を拓いていこうとしている。そこが単なる中二病との決定的な違い。中二病と言うのは、目の前の箱をちょっといじれば何らかの答えが出てしまう現代ならではでしょう。80年代は、その答えは地道に自分の脚で歩き、自分の目で見つけ、自分の手で触って確かめるもんだった。ネットもなけりゃ安価な録画媒体もない。あとの頼りは友達。もちろん生身のね。これ重要よね。
その他諸々。もう顕さんが庵野氏にしか見えない。「ゲッターもいいね」のオタク喋りが自然。ガンダム好きのシゲさんにでも聞いたのかしら。ベータ懐かしいな。今風に言ったらベータ負け組よね。ウチはVHSでした。手塚治虫の声が岡田斗司夫氏!。これ原作者本人がやりたかったんじゃないのか。


余話。庵野氏の伝説のパラパラ漫画アニメのリンクを既に1話で貼ってしまったわ(汗)。1話で教室で氏が描いてたのは習作だったのね。

*1:矢野というかシャアの台詞ですけども。