脚本:福原充則
演出:河原雅彦
音楽:Only Love Hurts(面影ラッキーホール)
出演:古田新太/小泉今日子/高畑充希/三宅弘城/高田聖子/山中崇/政岡泰志/駒木根隆介/三浦俊輔/高山のえみ/田口トモロヲ他
エロエロでグロだけどナンセンスではなく。笑えるようで笑えない。現実の巷に潜在する闇を容赦なく抉り出した舞台。ギラギラした満艦飾のような歌謡ショーはそれを誤魔化すことなく、更に際立たせる。
キョンキョンやっぱ歌ヘタやなあ。でもそれがキョンキョンなので無問題。高畑充希の舞台観るのお初なんだけど、この子将来が楽しみだわ。ガッツリ歌えるし、ビッチな役でも難なくこなしてた。近いうちにおいでませ新感線へ。盤石の古田さんは言うことなし。聖子さんと三宅さんは反則だよね。このふたりにああいう役ってさ。最後の方の彼らの会話の暗い深い穴に茫然。あれは巧い役者でないとな。田口トモロヲは安定の変態でした(誉めている)。
しかし、この手の芝居に県芸の大ホールは向かんよな。2,500席やで。パルコ劇場の約5倍。地方じゃ仕方がないと思いつつ。