NHKBSプレミアム 『おんな城主直虎』#29 “女たちの挽歌” 18:00〜18:45

録画済。


要するに殿が大それた事をおやりになったせいで私を人質にという話になってしまったという事にございますか。何故かような小さな国衆が戦の勝敗を動かせるなどと思うのですか!。思い上がりにもほどがございましょう!。気賀が手に入り図に乗られたのではございませぬか。あげくの果て人質を求められるなど失策にもほどがありましょう!

いやもう全くもってしの(貫地谷しほり)の言う通りで、私が謝りたい(爆)。

虎松はいずれ当主となる身。近しい者を人質に出さねばならぬという事を考えるよい機会とも思いましてあえて行きたくないと言うてみせたのです。私は嫁ぎますし虎松にはきちんと言い含めますのでご案じなさらず。
嫁ぐにあたり殿には一つお願いがございます。私が嫁ぐという事をうまく取り引きにお使い下さい。井伊のためになるような何か。そしてその話をいつか虎松にしてやって下さい。

そなたの父上はあるお家と仲よくしようとし殺されてしまいました。こたび母が嫁ぐのはそのお家と再び仲よくするためです。父上の志を母が継ぐ事ができる。考えてみればこれは大層やりがいのある事です。

母上は虎松と離れたくないはずじゃ!。母上は虎松の事が一番お好きなはずじゃ。一番大事なはずじゃ!
そのとおりです!。虎松は母の宝です。だからこそ大事にしたいのです。母は虎松に力強い味方を作ってやりたいのです。母が嫁げばそこは井伊のお味方となるし、子ができればそなたの兄弟が増えます。虎松にたくさんたくさん味方を作ってやりたいのです。

「かようにできたお方様」(by政次)を、“井伊家のご正室”を他家へやらねばならぬ井伊のなんと小さきことよ(涙)。

井伊と気賀こちらは今以上の安堵は望みませぬ。我らの望む事は喜びに満ちた日々。井伊の目指すところは民百姓一人たりとも殺さぬ事じゃ。

過去の大河ヒロインの「戦はいやでございます」の空虚な響きをを高らかに嗤い飛ばしたいわ。

寿桂尼(浅岡ルリ子)に合掌。
寿桂尼が最後に仕掛けた罠が動き始めた」
死してなお。モリアーティか。



梛の木もありましたしね(わかるひとにはわかる)。
しかしまあ何が凄かったって、心君の芝居の巧さよ。あんなに泣いてんのに台詞がちゃんと聞き取れるんだよ。