『週刊アスキー』2007 2/13 新時代のトップランナーに訊く!第305回 進藤晶子のえ、それってどういうこと? 山本耕史

友ブログで紹介されてたので、『雲霧〜』観た後書店へダッシュ

オット曰く
「なんでこんなもんに載っとんのや。あいつが家に篭ってPC触ってる姿なんぞ想像できひん」

いやー、全然触らないこともないみたいですよ*1 私もなんでやねんとは思ったけど、進藤さんの対談コーナーだったのね。以下、ツボ等。

「ヘドウィグ*2ってファンが多いでしょう。それなりに期待をしている人もいれば、逆に文句を言いに行ってやるって感じで観にくる方も大勢いると思うんです。」

こう言われるとね、英語がどうのとか日本語じゃないとあかんとか言ってる場合じゃないわ。とにかく観る。異論反論はそれから。

「やっぱりどんなものでも、品がなければダメだと思うんですよね。」

元カノの話を出すのもなんだけど、私がこれを一番よく体現してると思うのが松たか子。どんな汚れ役でも、不条理なナンセンスギャグかましても、新感線のどうしようもない下ネタにまみれても、ギリギリのとこで崩れない。たか子嬢が意識してやってるかは別として、微かな光を残してあるからこそ暗い部分が際立つんだと思う。

「嫌いだから、やっているんです。」

やっぱ基本は変わってない。去年の『レプリーク』のインタが、『RENT』のこともあったからか、何もかも飲み込んで咀嚼したような静謐と言っていいくらいの穏やかさだったんだけど、プチリセットみたいなものたっだのかも。生来の熱さが『TopStage』から復活。

「もし舞台の仕事をしてなかったらきっと、僕はなんのエネルギーも使わないで生きるタイプだと思う。」

これも変わらないか。好きか嫌いか100か0か。喪黒福造は初耳(笑)。

「主流に行くのはとても簡単で、亜流でい続けるのってすごくツライんだけど。でも亜流がいつか力をもつと、今度はそれが主流になる。だからいま、自分は亜流でいたいなと思うんです。」

耕史君の気持ちはすごくわかる。わかるけどひとこと。
《型(=基礎)がしっかり身体に滲みこんでるからこそ“型やぶり”がまかり通るのであって、それ以外は“型無し(かたなし)”》
あーやだやだ年寄りの冷や水
さて、ドラゴンボールは置いといて(笑)。

「だって、子供を産むということがいちばんの仕事ですから。」

これ某所やミクシィで祭り?
某大臣の発言とは似て非なるものなので無問題。だいたいこの取材はいつのものよ(笑)。妊娠中の進藤さんへのエールと、自分を産んでくれた母親への感謝の意*3もあるんでしょうね。あとは「だから男は修行しろよ」という檄を含んでいるかと思われます。ちなみに私は既婚ではありますが、子供はいません。諸事情により「産まない」*4ことを選びました。そういう人生もあります。

追伸from晶子
「実は途中でお話についていけなくなって呆然としておりました。(中略)幅広くお話をうかがっていると、あっというまに時間が経ってしまいました。」

「お話についていけなくなって」とはご謙遜。進藤さんが聞き上手だったんだと思う。アツイ男が更にアツく語るには聞き手も重要なのよ。
にしても、相変わらずドMだわね。綺麗な言い方をすればストイックだけど、もうそういう次元じゃない(笑)。

*1:多くは語るまい。オタは知ってる。

*2:「なんだか服をどんどん、下に下ろされちゃって(笑)」………ほとんどヌードのひともいたから、あれぐらいもうどうでも。いっそ耕史君も(以下省略) 『恋から』ドラマの撮影時に腰を痛めてたってのは聞いたけど、立てないほどとはねー。ヘドの撮影が2006/9/2。ヘドの方が後だったのかな。ていうか治ったのか?

*3:「生まれたことで100点」なんだもん。

*4:「産めない」わけじゃないです。