時代劇専門チャンネル 『武蔵坊弁慶』#32終 21:00〜21:50

号泣。ドラマ観て泣いたのなんて『組!!』*1以来か。
北の春はあまりにも短くて儚くて。微笑みながら死んだ喜三太の顔が忘れられない。累々と横たわる屍を踏み分け踏み分け、弁慶を追う玉虫と小玉虫。彼女らが森の向こうに目にしたのは立ち昇る煙と炎。そこには仁王立ちの弁慶。「恋しき想い募るばかり」の声は水に流れて終ぞ届かず。ただ弁慶は「ととさま」「わがきみ」の声を確かに聞いた。そして……。
思えばこれで“歌舞伎俳優・中村吉右衛門”を認識したんだよねえ。後にも先にもこんな見事な弁慶モノにお目にかかったことありません。あっぱれ吉右衛門

*1:何故か結構冷静で号泣ということはなかったけど。