西原理恵子『西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編』

西原理恵子の太腕繁盛記 FXでガチンコ勝負!編

FXをやるカネも時間もないんだけどね、サイバラ新刊なので。
今からFXに手を出そうというひとは少ないかもしれない……いや今だからこそ出すひともいるのか？。出そうというひとはその前にこれ読んどいた方がいいと思うなあ。ウェブクルー・青山社長の企画と真逆の内容になってしまったのは、サブプライムローンのせいです。リーマン･ブラザーズのせいです。全てはアメリカが悪いんです（笑）。
この企画で青山社長がタネ銭を提供しようとしたら、ギャンブラーサイバラきっぱり断ったそうな。

そんなことしたら大恥かくでしょう。読者のみんなにも失礼だし、人のタネ銭でバクチやるっていうのは、一番恥ずかしいし、嫌われることだから。

あっぱれ。FXってバクチなんですよね。

（FXは）1玉40,000円のパチンコだよね。隣の席にはユダヤ人、逆側はアラブ人がいる。そんなパチンコ屋。基本はバクチだからね。目標のないまま長くやっていると、いつかは必ず負ける。公営のギャンブルより、ある意味エグいかもしれない。

バクチは損しても笑えるお金でやるっていうのが鉄則だから。生活費とか子供の学費とか、目的のあるお金をつぎ込んではダメ。資産運用とか投資とか、そんなマイルドな言葉を使うから、身代つぶしちゃう人がいるのよ。

FXは情緒がない。（マージャンは）好きな知り合いと卓を囲んで、その人の得手不得手もわかった上で、駆け引きが楽しめるでしょう。でもFXは相手が見えない。誰が敵なのかもわからない。

いちいちごもっともな至言を吐きつつも、極東のイエローモンキーが数万、数十万の金でひいひいいってるときに、ユダヤ人やアブダビ投資庁に億〜兆単位で突っ込まれたら敵うわけもなく（爆）、サイバラ自らのタネ銭1,000万円はどこかに消えてしまいました。青山社長の2,000万円もどこかに消えてしまいました。ご愁傷様です。この本の印税で取り戻せ！……ないか（笑）。