NHKBShi 『龍馬伝』#13 “さらば土佐よ” 18:00〜18:45

録画済。


「土佐では下士はやっぱり虫けらじゃ。上士に言われて虫けらが虫けらに毒を盛る。こんな滑稽で惨めなことがあるかえ」
今回は弥太郎(香川照之)のこの言葉に尽きるでしょう。
土佐という国の閉塞感。それをどうにかして欲しいという思いも含めて、龍馬(福山雅治)は東洋(田中泯)に真意を確かめるために会いに行く。東洋に対する誤解は解けたけど、相容れるわけもない2人。そして龍馬は脱藩へ。
脱藩のくだりが自らの意志というより、周囲の妙な盛り上がりの流れみたいな感じがしちゃったのはちょい残念。もちろん、龍馬には具体的な思想はなくてもこの状況から抜け出したいというのはあったでしょうけど。「ごめんちゃ」のシーンは良かったです。
あと龍馬脱藩後の権平(杉本哲太)の気概。
「わしらにはわしらの戦い方があるがぜよ」
いつも坂本家の女達にしてやられてる権平だけどさすがの家長の貫禄でした。
あ、次姉・栄はとうとう登場しなかったなあ。脱藩する龍馬に刀渡して自害するのに。そういう暗部をこの大河の龍馬には持たせたくなかったんだろうね。そういう傾向が随所に見られます(爆)。
東洋の最後の言葉。
「武市……馬鹿者が」*1
わしを殺してなんになる。だからおまんは無能なんじゃ。ということなのでしょう。
岩崎家はオアシス(笑)。

*1:だったと思う。ちょっと聞こえにくかった。