録画済。
きゃー腹筋さん復活！。明雲（腹筋善之介）と平家との関係を考えるともうちょい出てくるはずなのよね。ただその辺の話はボリューム的にスルーされちゃうかも。だって気が付いたら残すところあとたった19話。
池禅尼藤原宗子（和久井映見）に合掌。
二条天皇（冨浦智嗣）に合掌。
「かように大勢の子や孫に囲まれて豊かな人生であった」と満足げな病床の宗子。
その様子とは裏腹に「絶やしてはならぬ」と今わの際に言った目線の先には、血を分けた息子の頼盛（西島隆弘）。絶やしてはならないのは清盛（松山ケンイチ）の平家ではなく頼盛の平氏の血。と、宗子が思ったかどうかわかりませんが、事実、頼盛の血筋が細々と残るんです。清盛の方は、宗子が命乞いした頼朝（岡田将生）に滅ぼされる。その頼朝の血筋は別の平氏に……。
涙涙のご臨終場面に隠された女の情念を見た気がします。南無。
才色兼備の二条天皇。齢23歳で落命とはおいたわしや（涙）。美人薄命ですな。
「天子たるもの親などおらぬ」
いや実際、今上天皇というこの世にたったひとり唯一無二の存在として形而上学的に全くその通りなんですが、二条天皇の心情として切実なものを感じます。まあそりゃ印象も悪くなるわな。かの美福門院（松雪泰子）が養母じゃねえ。彼女が後白河上皇（松田翔太）のあることないこと色々吹き込んでそうだし、マジ上皇はハタ迷惑なひとだし。今回だって、蓮華王院観にきーひんからってぷんぷん。何故観に来ないのか考えてみようともしないしなあ。思うに、二条天皇の短命って上皇との軋轢が原因じゃなかろうか。「赤子のごとき父に政なんか任せらんないからスルーしよっと」と思ってる息子と、「ちょ、なんで父無視すんだよ。親なんだからちょっとくらい口はさませろよなあ。なあなあなあ」な、かまってちゃんオヤジ。ある意味、二人とも純粋なもんだからタチが悪い（爆）。
上皇のいつもの高らかな笑い声。聞くたびになんだか腹の中がざわざわぞわぞわ。なんとも言えない気分になります。浄土へ旅立つ二条天皇には聞かせたくなかったよ。
もうひとり、父と軋轢盛盛だった重盛（窪田正孝）。今回、二条天皇葬儀での上皇のカチコミ（違）を収めた父を見て、全面協力へ方向転換。史実だと上皇と清盛との板挟みで色々大変（大省略）なんだけど、今後の展開はどう描かれるんでしょうね。窪田君が超超超好演なので期待したいんだけどな。
しっかし清盛ってば「自分はあんなに青臭くなかった」ってどの口が言うかーーー！。と、視聴者全員がつっこんだに違いない。
あれ？サブタイが“伊豆の流人”にしては頼朝パートが目立たなかったような……。ああ、そういえばOP美人枠海原クレジットが岡田君でした。うん、美人だし若いだけに耕史君よりつるっつるの美白美肌なのでおっけー（笑）。https://twitter.com/AngelTouchPlus/status/232080168376737793/photo/1
いやその前に、OPのマイナーチェンジだよな。せっかく主人公清盛が舞ってんのに。あれなかなかカッコいいと思います。
https://twitter.com/bankolan/status/232080536540180480/photo/1
次回はお盆休み（違）なのですな。
余話1。二代の后ネタはスルーでしたね。二条天皇崩御で多子は25歳で出家。『平家物語』の“月見”の章が好きなんですけども、この大河じゃやってくれるわけもなく。
旧き都をきてみれば 浅茅が原とぞ荒れにける 月の光は隈なくて 秋風のみぞ身にはしむ
徳大寺左大将実定余話2。憲仁親王超かわゆすー。でもこのお方も若くして…（涙）。
