東海テレビ 『ゴーイング マイ ホーム』#2 22:15〜23:09

録画済。


「もえは、だいじょぶ」
「パパの知らないもえもいるわけよ」
蒔田彩珠ちゃんいいわあ。
クールでいつでもしれっとした感じで親にはっきりモノを言い、妙に大人びた印象ながら、一方でクーナの存在を信じる萌江(蒔田彩珠)。そのアンバランスさが面白いです。女同士だから、というよりどうやら似たもの同士だな。この娘と母親(山口智子)は。母親の心配をよそに、父親(阿部寛)と娘の関係はさほど悪くない模様。ていうか仲良しじゃん。まあ、父親というより仲間という感覚に近いのかもしれんけど(笑)。でもいつか“父親”になるんでしょうね。萌江が、虫よけシールを良多(阿部寛)にぺたぺた貼るとこが微笑ましかった。
なんというか、感想を文章にするにはなかなか難しい絶妙な空気感に溢れてて、いわゆる小説で言えば行間を感じるドラマです。どのシーンも必要だと思うし、どのセリフも無駄だと思わない。その上に更に行間を感じる。私、行間大好きなんですよ。司馬作品の、行間に滲み、行間からこぼれ落ちてくるような何かを読み取るのが楽しいんです。今回はそれに似た気分でドラマを観てます。ずっぱまりです。
木の上の方に引っかかってたクーナの小さな赤いとんがり帽子。
信じるひとにしか見えない、なんて設定じゃないのか(嬉)。


余話。先生の家庭訪問終了後、萌江が自分の部屋に戻って椅子に向かって歩くとこ。小走りにもならない感じの「てててて」ってのがすんごい可愛らしかった。あれ、顔が映ってないとこが良いよね。ママの視線を後ろに、どんな顔してんだろって想像するのが楽しい。