BS朝日 『知られざる物語 京都1200年の旅』 古都をはぐくむ水物語 22:00〜22:54

録画済。

古くから、清らかな水に守られている京都。生命の源である水は、都を優しく包み込む、美しい風景をはぐくんできました。また、この町ならではの雅な文化も生み出してきたのです。2つの流れが鴨川となって京の町に流れる地には、樹齢600年の木々が生い茂る森が広がります。ここには、古代より美しい水が湧いていたといわれています。貴船で有名な夏の風物詩が「川床」。多くの人が涼を求めて足を運びます。また美しい水は、都ならではの食文化もはぐくんできました。その一つが「湯葉」です。水の清らかさが、その繊細な味を作り出すといいます。京の中でも水が豊富な地「伏見」。ここは、江戸時代から、酒造りの中心地として栄え、今も何軒もの酒蔵が建ち並びます。また、明治時代、多くの人が暮らす京の町に水をもたらすため「琵琶湖疏水」という水路が作られました。町のなかを流れ、今も人々の生活を支えています。
悠久の時の中で、様々な恵みをもたらしてきた「京の水」。今回は、そんな澄み切った水にまつわる歴史と、いにしえから続く人々の水への思いをひもといていきます。

BS朝日 番組紹介より