CBCテレビ 『ごめんね青春!』#7 21:00〜21:54

録画済。


素晴らしい青春ドラマを観ていると思う。
教師たちは聖人君子でなく、昔ヤンチャ*1でもなく、崇高な使命感を抱えているでもなく、親たちは普通のというか俗物的で適当で、生徒たちはものすごいトラウマを抱えているでもなく、カーストもなく、酷いイジメもなく、ウリもなく、暴力沙汰もなく、かなり個性的ではあるけども、どこにでもいそうな高校生。目を見張るようなトピックスもなく、漫然漠然。そんな漫然とした中でも、青春の傷は生まれ、男女の確執に悩み、学校や宗教的なものからの解放なんかもちゃんとあるんです。そして、過去の贖罪。
クドカン流ドタバタスラップスティックに隠れて、いや隠れてないぞ、ちゃんと人間ドラマを表に出してきてて、絶妙なバランスで描かれてて、とにかく面白いのに、低視聴率はなのはなんだろう?。
あ、所詮「わかるやつだけわかればいい」からか。媚びない迎合しない。大いに賛成。
うしろメタファーがなくなった一平(えなりかずき)には、菩薩の母(森下愛子)は見えなくなった。
て、ことは、平助(錦戸亮)が真実を告白したら、同じことが起こるんだよね。それはそれで寂しいんだけどね。

*1:蜂矢先生のはちょっと違う。あくまでも自衛だ(笑)