NHK総合 『コントレール〜罪と恋〜』#6 22:00〜22:50

録画済。


圭子(桜庭ななみ)がいちゃもんつけに来た時、瞭司(井浦新)と別れたことを言わなかった文(石田ゆり子)。圧巻。
言っても信じないだろうしね。子供には理解できないだろうしね。
「説教しないで!」
一番責められるべき人間がこの世にいないのがやっかいだ。
文からの電話を受けた時の佐々岡(原田泰造)の「信じられない」という表情。このひとは、本気で一生文と友樹(松浦理仁)を陰ながら支えていくつもりだったんだなあ。そして、瞭司に想いを残している、それを忘れようとしている文からの申し出を受け入れる。度量海の如し。文は文で、自分の佐々岡への気持ちが一片もない(失礼)ことを彼自身がわかってるのを知っている。
「いい女だけど直感的にお前を幸せにする女とは思えないな」
佐々岡にとっての幸せは彼女に愛されることではなく、傍にいられること。


余話。パリッとした新君もいいけど、ドライバー時代のどこか心もとない朧げな方が好き。完璧なものより何か欠けていた方が美しいってね。