録画済。
ひとりは誰にも伝わらない友への思いを言葉にし、ひとりは伝えるべきことは全て伝えてあるとでもいうようにその場では言葉もなく。
ほんと身勝手やわ(涙)。
大谷刑部少輔吉継(片岡愛之助)と石田治部少輔三成(山本耕史)に合掌。
うたさん(吉本菜穂子)の「あのお方は豊臣家の事しか考えておりませんでした」のリフレイン。
「だけ」ではなく「しか」なんだなあ。
「好きな時に好きな事ができない辛さ。いつも誰かに見られている怖さ。薫はもう人質は御免です」
やつれた母上(高畑淳子)の言葉が哀しい。
残された女たちの、敗者の男たちの苦しみや悲しみが際立った今回。
“真田家”の大河だからこそ。
それでも諦めることなく生きていく。
「さなだいずのかみのぶゆき。読みは変わらん。わしの意地じゃ」by源三郎(大泉洋)
「上田へ帰っていいぞ」
この後に及んで源次郎(堺雅人)てばもう(苦笑)。
きりちゃん(長澤まさみ)を離したらだめだよ絶対。
勝者であるはずの秀秋(浅利陽介)を取り巻く幻覚。
宇喜多秀家(高橋和也)、毛利勝永(岡本健一)、明石掃部(小林顕作)。
亡霊じゃないとこが怖いよね。全員まだ生きてます。
その後、秀秋は日夜、狂態を演じ、淫佚はななだしく、少量の酒に酔うとすぐ「関ヶ原の第一等の戦功はおれである」と侍女たちをあつめて剣をぬき、合戦のまねをした。補佐の老臣たちもその凶暴をおそれ、おもだつ者はほとんどその生前に四散した。やがて脳を病み、関ヶ原から二年目の慶長七年九月、岡山城で病没している。
「亡くなったか」
京の高台院は、この甥の訃報をきいたときそうつぶやいた。戒名もきかず、それだけであった。彼女が作ったこの養子は、豊臣家をつぶすだけの役目を、この世ではたした。