テレビ愛知 『新美の巨人たち』 不思議な形の劇場の秘密!村野藤吾『日生劇場』×南果歩 22:00〜22:30

録画済。

 

いつの時代もどんな国でも、多くの人々の心を癒し励ましてきた芸術。今こそアートのチカラで安らぎと勇気を!…という思いを込め、人々の心を動かしてきた芸術の数々を紹介していくシリーズ「今こそアートのチカラを」。第20弾は『日生劇場』。
東京・日比谷公園沿いの一等地に建つ『日生劇場』。日本生命70周年の記念事業として計画された建物「日本生命日比谷ビル」は5年の歳月を費やし1963年竣工。日本建築学会賞、作品賞を受賞しました。『日生劇場』はこのビル内にあります。設計を手掛けたのは、大阪を拠点に活躍した村野藤吾。どこから発想したのかわからないような、独創的な建物を作り続けた建築家です。
うねる壁、波打つ天井、見慣れぬ造形…『日生劇場』はかなり変わった形をしています。“100年持つ建物にしたい”と村野が外壁に選んだ万成石、“階段の魔術師”の異名を持つ村野が創り上げた曲線美、今の職人には作れないというドアハンドル、洞窟を感じる角がない館内、さらに天井をよく見ると…貝!?
劇場内部のまるで包み込むような優しい形をした幻想的な空間はいかにして完成したのか?竣工当時72歳だった村野藤吾が、一世一代の大仕事にかけた静かなる闘志…そして切ない過去の記憶とは? 『日生劇場』を訪れるのは、観劇で何度も足を運んだという南果歩さん。理屈を超えた村野ワールドの造形作品を堪能しながら、劇場に息づく村野が貫いた建築思想に迫ります。


番組HPより