坂田靖子『バジル氏の優雅な生活』シリーズ

バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)

バジル氏の優雅な生活 (第1巻) (白泉社文庫)

私の中で“バジル”といえば実はこっち。ドリアンと同じく19世紀ヴィクトリア朝時代の英国貴族バジル・ウォーレン卿。作者によれば旗本退屈男がバジル氏のモデルだそうで。もちろんキャラ設定ですけどね、納得。http://www2u.biglobe.ne.jp/~ysakata/work/manga/hatamoto/hatamoto.htm
ま、それは置いといて。この時代の上流階級の男性の服装というのはヒラヒラフリフリじゃないっすよ。舞台見てがっかりした人が多いようで、逆にびっくりしたよ。女性は華美で色とりどりだけど、当時の男性ファッションの流行色は黒。真っ黒じゃなく暗色系といえばいいのか。ダンディをつくるのはシンプル・スマート。でも生地や仕立ては上等であること。ブルーグレイなドリアンはハズレではないのよ*1。あの舞台装置で黒の衣装では映えないしね。

*1:仕立てはさて置き(^_^;)あとフロックコートスタイルも見せてほしかった。