佐藤史生『死せる王女のための孔雀舞』

劇中でドリアンが口ずさむ〔亡き王女のためのパヴァーヌ〕を知ったのは高校生の時、この漫画で。
ピアノだけのが良いよね。雨が似合う曲です。佐藤氏もそう思ってるのかな。公春が七生子の母親に会いに来たのは確か雨の日だった。
〔死せる王女のためのパヴァーヌ〕とも言います。パヴァーヌとは孔雀の足どりを真似たスペインの宮廷舞踊だそうで。
“確か”というのは今この本が手元に無くて…。完結した漫画本はダンボール箱に詰めて押入れの奥なのよね。いや、その中にも無いかも。20年くらい前、ダンボール箱の蔵書を祖父が間違えて半分くらい廃品回収に出しちゃって(泣)。そっちに入ってたんだったらうわあ(泣×2)。佐藤氏の初期の漫画はほぼ絶版。復刊ドットコムに上がっちゃってるし。まんだらけの通販にも無いし。なんでこの名作が絶版なのか(怒)。