NHKBShi 『龍馬伝』#16 “勝麟太郎” 18:00〜18:45

健気な佐那(貫地谷しほり)が気の毒で(涙)。
勝(武田鉄矢)と龍馬(福山雅治)の邂逅は定説と少々違うけど、「勝を斬りに行ったのは半平太(大森南朋)」としたのはなかなか。勝はメモ魔なのに人名と日付がとっちらかる人だったようで、後々自分で自伝書くときも、後世の史家も大混乱(笑)。それを巧く逆手に取った脚本家ナイス。こういう改変は良いと思います。
饅頭屋長次郎(大泉洋)が勝のとこにいた説明はスルーですか。スルーですね。まあいいや。
「武市様、饅頭屋ごときなんて言葉を使う人になってしまったのですか」
この一言。半平太はどんな気持ちで聞いたんだろう。
「あいつは藩も大名もいらないと抜かすような外道ですき」
半平太のこの一言で勝は龍馬を見い出す。更に半平太との隔たりは大きく。半平太は内へ内へ。龍馬は外へ。皮肉なもので半平太の言葉が後の“坂本龍馬”を生むことになる。今回の脚本は神。これが続けばいいんだけど、今年の大河は出来不出来が激しくて(汗)。
2回目の邂逅で、漠然とした龍馬の考えを形にしていく勝。咸臨丸の上ではしゃく龍馬。単純に感動しました。
武田鉄矢の勝は年食いすぎだけど、福山の年齢考えると妥当でしょう。なにより“先生”が似合ってる(笑)。
あ、春嶽公(夏八木勲)はマジ年食いすぎ。このころ30半ばでっせ。容堂公(近藤正臣)と吉田東洋田中泯)の前科(爆)考えるとスルーしないといかんのでしょうが。